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めにきくくすり

よくお金の夢を見ます。

泡坂妻夫『生者と死者』の短編をもう一度読むには

 泡坂妻夫『生者と死者 酩探偵ヨギ ガンジーの透視術』で、消えてしまった短編をもう一度読むには、16・17・32・33・48・49・64・65・80・81・96・97・112・113・128・129・144・145・160・161・176・177・192・193・208頁を読めばよい。

『日本ベストミステリー選集』の収録作品もまとめてみた

 こんにちは。
 前回は〈『推理小説年鑑』(『探偵小説年鑑』)の収録作品を1948年からまとめてみた - めにきくくすり〉という記事でしたが、今回は光文社文庫に収録されている『日本ベストミステリー選集』の収録作品をまとめました。
 日本推理作家協会では『推理小説年鑑』とは別に、昭和46年から3年ごと、過去3年間の短編の佳作を集めて、光文社のカッパ・ノベルスから3巻本で刊行しています(「いました」かな?)←現在は単行本で2分冊。
 それらは数年を経て逐次、光文社文庫に『日本ベストミステリー選集』として収められました。
 ここでは文庫版を主体としつつ、カッパ・ノベルス版との対応もなんとなくふまえてまとめてみました。
 また、昭和44年にも先駆的なアンソロジーが編まれていますので、まずはそこから。




種族同盟 現代ミステリー傑作選 1策謀・黒いユーモア編 1969.1 カッパ・ノベルス

策謀編
種族同盟 松本清張
仁の罠 佐野洋
底のない運河 三好徹
金庫 有馬頼義
黒い罠 佐賀潜
謀略の背景 海渡英祐
黒いユーモア編
おれの血の色 樹下太郎
重ねて四つ 天藤真
送り屋 邦光史郎
ペテン師の空 多岐川恭
ねむりウサギ 星新一
宗国屋敷 小松左京




氷った果実 現代ミステリー傑作選 2復讐・疑惑編 1969.2 カッパ・ノベルス

復讐編
氷った果実 黒岩重吾
失脚のカルテ 梶山季之
牝犬の子 生島治郎
潜在証拠 土屋隆夫
死者の手袋 曽野綾子
館山寺の女 島田一男
疑惑編
天使の墓場 五木寛之
不法建築 松本清張
遠い絵図 仁木悦子
L夫人像 戸板康二
ガラスの城 河野典生
柳沢殿の意 南條範夫




湖底の賭 現代ミステリー傑作選 3情事・恐怖編 1969.3 カッパ・ノベルス

湖底の賭 梶山季之
基地の女 戸川昌子
北の女 鮎川哲也
孤独なエレベーター 新章文子
餌 笹沢左保
ミイラ志願 高木彬光
紅蓮亭の狂女 陳舜臣
断頭台 山村正夫
脱出 筒井康隆
螺旋階段 菊村到
死の山のバラード 高橋泰



『日本ベストミステリー選集』はここから。



日本ベストミステリー選集1
犯罪フルコース
1987.6
(二冊の同じ本 最新ミステリー選集 1愛憎編 1971.7 カッパ・ノベルス)
※「二冊の同じ本」(松本清張)は文庫版未収録

日本ベストミステリー選集に寄せて 中島河太郎
永臨侍郎橋 陳舜臣
「わたくし」は犯人…… 海渡英祐
醜聞 結城昌治
赤い蝶・青い猫 佐野洋
詩集を買う女 多岐川恭
酒場の扉 戸板康二
眠れる美女 永井路子
ロカビリアン殺人事件 大谷羊太郎
ガラスの結晶 渡辺淳一
蝶の牙 島田一男
双頭の蛇 黒岩重吾




日本ベストミステリー選集2
死者のコーラス
1987.8
(家紋 最新ミステリー選集 2恐怖編 1971.8 カッパ・ノベルス)
※「家紋」(松本清張)は文庫版未収録

人間文鎮 梶山季之
螺旋状の恐怖 菊村到
そして誰もしなくなった 小松左京
通りすぎた夜 笹沢左保
お家がだんだん遠くなる 曽野綾子
妖夢談 都筑道夫
緑の炎 石沢英太郎
見知らぬわが子 夏樹静子
南神威島 西村京太郎
ノスタルジア 山村正夫
鏡の中の情熱 生島治郎
華麗なる割腹 南條範夫




日本ベストミステリー選集3
殺人パスポート
1988.8
(新開地の事件 最新ミステリー選集 3策謀編 1971.9 カッパ・ノベルス)
※「新開地の事件」(松本清張)は文庫版未収録

新赤髪連盟 鮎川哲也
恋人とその弟 仁木悦子
手紙 星新一
遊園地夜景 樹下太郎
まぼろしの凶器 草野唯雄
迷路の空 三好徹
“紅軍派”大使拉致す 大藪春彦
三重塔の力学 斎藤栄
タバコ・ブラウンの夏 邦光史郎
垂直の陥穽 森村誠一
三幕の喜劇 土屋隆夫(ノベルス版では「黒い虹」)
首斬り志願 高木彬光




日本ベストミステリー選集4
裏切りのパレード
1989.1
(東経139度線 ベスト・ミステリー1 1974.8 カッパ・ノベルス)
※「東経139度線」(松本清張)は文庫版未収録

汚れた月 結城昌治
箪笥 半村良
血の結束 笹沢左保
ただ一つの物語 仁木悦子
臭い仲 海渡英祐
鳩の目 森村誠一
黒い縄 藤沢周平
目ざとい少年 戸板康二
夭折と野良犬 大西赤人
ご一緒にどうぞ 多岐川恭
モンパルナスの娼婦 戸川昌子
背を見せた女 渡辺淳一
滑り台 佐野洋




日本ベストミステリー選集5
残酷ロードショウ
1989.4
(恩誼の紐 ベスト・ミステリー2 1974.9 カッパ・ノベルス)
※「恩誼の紐」(松本清張)は文庫版未収録

有閑マダムと少年 梶山季之
湖畔の女 小松左京
砂の殺意 夏樹静子
殺しのバラード 島田一男
ジャケット背広スーツ 都筑道夫
墜ちた男 樹下太郎
炎の棺 邦光史郎
殺人玩具 斎藤栄
殺意の瞬間 石沢英太郎
生きながらブルースに葬られ 河野典生
写楽が見ていた 鮎川哲也
青い幸福 平岩弓枝
黒い九月の手 南條範夫
解説 中島河太郎




日本ベストミステリー選集6
殺意のカクテル
1989.10
(冷遇の資格 ベスト・ミステリー3 1974.10 カッパ・ノベルス)
※「冷遇の資格」(松本清張)は文庫版未収録

縞の絵筆 陳舜臣
わがままな死体 土屋隆夫
青い亀裂 三好徹
オオカミそのほか 星新一
おそえ!エリッヒ! 新章文子
優しい脅迫者 西村京太郎
ダニは殺すべきか 菊村到
雁のわかれ 草野唯雄
少女失踪す 大谷羊太郎
七瀬時をのぼる 筒井康隆
彼等、地の塩とならず 生島治郎
合牢者 井上ひさし
渡海志願 高木彬光




日本ベストミステリー選集7
謀略ゼミナール
1990.2
(犯罪展示会 最新ベストミステリー 1 1977.10 カッパ・ノベルス)

MF計画 鮎川哲也
掌上の黄金仮面 泡坂妻夫
王手二歩詰み 生島治郎
遅すぎた手紙 日下圭介
現場消失 清水一行
ひとり旅の災難 多岐川恭
人形の家 都築道夫
山の手線の日の丸 戸板康二
となりの宇宙人 半村良
園遊会殺人事件 平岩弓枝
水底の祭り 皆川博子
風媒の死 森村誠一
不透明三角関係 結城昌治
解説――日本推理小説界と海外 中島河太郎




日本ベストミステリー選集8
殺人ミュージアム
1990.5
(殺人博物館 最新ベストミステリー2 1977.10 カッパ・ノベルス)

貸借対照表(バランス・シート) 石沢英太郎
物証は吸い殻 大谷羊太郎
けものが飢える夜 菊村到
本塁好返球 小泉喜美子
赤い籤 小林久三
男を探せ 小松左京
怨念の孤島 斎藤栄
弱者の部屋 桜田
紅い花 沢野久雄
恐ろしき睦言 島田一男
アリバイの彼方に 夏樹静子
虹の立つ村 仁木悦子
約束 三好徹
解説――推理小説と文学性 武蔵野次郎




日本ベストミステリー選集9
迷宮コンテスト
1990.8
(事件標本室 最新ベストミステリー3 1977.11 カッパ・ノベルス)

影の風神 赤江瀑
笑顔 海渡英祐
黴の動機 笹沢左保
赤い蜘蛛 佐野洋
森鴎外の女 草野唯雄
思い出の壁 陳舜臣
風にヒラヒラ物語 土屋隆夫
ウィークエンド・シャッフル 筒井康隆
嗤う衝立 戸川昌子
娼婦とルビー 南條範夫
夜の牙 西村京太郎
車の客 星新一
黒枠の写真 山村美紗
解説――推理作家の職業遍歴 権田萬治




日本ベストミステリー選集10
葬送カーニバル
1990.12
(犯罪計画書 現代ベストミステリー 1 1980.9 カッパ・ノベルス)

善の研究 赤川次郎
異人館周辺 陳舜臣
沈丁花の家 仁木悦子
雪の花火 小林久三
蛙 皆川博子
池の見える家 梶龍雄
窓際課長 清水一行
三味線殺人事件 野坂昭如
顔写真 伴野朗
猿蟹合戦殺人事件 斎藤栄
他人の核 井上ひさし
ガラスの階段 三好徹
時代祭に人が死ぬ 山村美紗
ホテルの富豪刑事 筒井康隆
解説――詩と推理小説 郷原宏




日本ベストミステリー選集11
悪意のプリズム
1991.4
(事件記録帳 現代ベストミステリー2 1980.10 カッパ・ノベルス)

幸福通信 阿刀田高
怨煙嚥下 戸川昌子
死海の廃船 森村誠一
耳 藤本義一
春は名のみの 日下圭介
蛞蝓 半村良
白い雲の面 佐野洋
ラスト・チャンス 草野唯雄
狐の面 泡坂妻夫
痛み 小泉喜美子
くじ運の悪い男 土屋隆夫
殺して飾れ、千羽鶴殺人事件 藤原審爾
ラスト・シーン 菊村到
マンゴー雨の中で 島田一男




日本ベストミステリー選集12
失踪ストリート
1991.8
(殺人貸借表 現代ベストミステリー3 1980.11 カッパ・ノベルス)

先代の鏡台 戸板康二
ポップコーンをほおばって 栗本薫
記憶 笹沢左保
白眼がどこかで笑ってる 戸川幸夫
超速球150キロの殺人 西村京太郎
因果の車 結城昌治
凍った蜜月 田中光二
泥棒三重奏 海渡英祐
五千万円すった男 夏樹静子
くわえ煙草で死にたい 都筑道夫
異人館の遺言書 和久峻三
若葉照る 宮原昭夫
献本 石沢英太郎
密室演技 生島治郎
解説――短編ミステリーの書き方――(ミステリーと趣向) 佐野洋




日本ベストミステリー選集13
戦慄のプログラム
1992.2
(生首コンテスト 現代ミステリー傑作選 上 1984.1 カッパ・ノベルス)

花の器 阿刀田高
死体が待っていた 大谷羊太郎
幸運な男 海渡英祐
旅の密室 日下圭介
青すぎる芽 佐野洋
仮面舞踏会 都筑道夫
ユーカリさん孤独な人 辻真先
高昌城の怪 伴野朗
三億円の悪夢 西村京太郎
暗黒の祭り 三好徹
死面皮 森村誠一
滅ぼす女 山田正紀
悲しい骨 山村正夫
猿を抱いた少女 山村美紗
ミステリー鼎談――多様化時代のミステリー 石川喬司 中島河太郎 山村正夫




日本ベストミステリー選集14
復讐ライブラリー
1992.4
(鮮血ラブコール 現代ミステリー傑作選 中 1984.2 カッパ・ノベルス)

人生相談 赤川次郎
停電にご注意 鮎川哲也
びいどろの筆 泡坂妻夫
パリの密室 石川喬司
今夜もどこかで 菊村到
血筋 小泉喜美子
火の形見 小林久三
将棋道場殺人事件 斎藤栄
石の女 草野唯雄
エロチック街道 筒井康隆
ウラン鉱の魔女 中薗英助
すれ違った面影 夏樹静子
無気味な同居人 結城昌治
ミステリー鼎談――長編の醍醐味と短編の妙味 石川喬司 中島河太郎 山村正夫




日本ベストミステリー選集15
悪夢のダイアリー
1992.8
(白骨ハンティング 現代ミステリー傑作選 1984 カッパ・ノベルス)

殺しのデイト 生島治郎
背後からの眼 石沢英太郎
藤むらの田舎饅頭 井上ひさし
良い人、悪い人 梶龍雄
白夜の街で 胡桃沢耕史
盗癖 笹沢左保
犯罪は二人で 天藤真
四番目の箱 戸板康二
一匹や二匹 仁木悦子
女の中の多肉質 藤本義一
私憤研究会 眉村卓
熱い闇 連城三紀彦
ぜいたく病 和久峻三
ミステリー鼎談――ミステリーのタイトルの難しさ 石川喬司 中島河太郎 山村正夫




日本ベストミステリー選集16
逃走コネクション
1993.2
(殺意の狂詩曲(ラプソディー) 最新傑作ミステリー上 1986.10 カッパ・ノベルス)

Y字路の街 阿刀田高
七羽の銀鳩 泡坂妻夫
裂けた罠 逢坂剛
遅れてきた年賀状 岡嶋二人
二重心中殺人 斎藤栄
夾雑遺留品 佐野洋
まぼろしの指紋 草野唯雄
妻四態 筒井康隆
ATC作動せず――L特急「わかしお」殺人事件 西村京太郎
夢たまご 半村良
未の遺書 山村正夫
熱い密室 山村美紗
もう一人 結城昌治
出エジプト記 横田順弥
母の手紙 連城三紀彦
ミステリー鼎談――「日本推理小説(ミステリー)界の現状」 石川喬司 中島河太郎 山村正夫




日本ベストミステリー選集17
恐怖シアター
1993.5
(犯罪の葬送曲(フェネラル・マーチ) 最新傑作ミステリー中 1986.11 カッパ・ノベルス)

砂のお城の王女たち 赤川次郎
メルヘン街道 石川喬司
刑事官のヰタ・セクスアリス 石沢英太郎
雨あがりの殺人 菊村到
三幕の喜劇 辻真先
涙ぐむシルビア 都筑道夫
必死の声 戸板康二
離魂記 伴野朗
もうひとつの織部 長井彬
殺人シュプール 中津文彦
モーテルの毒 夏樹静子
稀薄の夢 眉村卓
悪霊の糸 三好徹
妖精の指輪 和久峻三
ミステリー鼎談――「世界における日本ミステリーの水準」 石川喬司 中島河太郎 山村正夫




日本ベストミステリー選集18
偽装シンドローム
1994.5
(恐怖の変奏曲 最新傑作ミステリー 下 1986.12 カッパ・ノベルス)

傷だらけの女 生島治郎
葬られた遺書 井沢元彦
サラ金地獄に愛を見た 内田康夫
ダックのルール 大沢在昌
暗殺の部屋 大谷羊太郎
多面体のあなた 海渡英祐
妖精の誘拐 梶龍雄
覗き見て かんべむさし
箱 日下圭介
国境の祈り 胡桃沢耕史
失われた雛祭 小林久三
軌跡は消えず 陳舜臣
陰のアングル 仁木悦子
花刃 皆川博子
花刑 森村誠一




日本ベストミステリー選集19
疑惑のシンフォニー
1994.7
(紫陽花の殺意 ミステリー・ベストセレクション1 1989.6 カッパ・ノベルス)

死にゆく者の…… 鮎川哲也
俥に乗った幽霊 海渡英祐
夜歩く 菊地秀行
午後五時の証言 日下圭介
真夜中の病室 小林久三
復讐病棟 清水義範
薬菜飯店 筒井康隆
愛と死の甘き香り 西村京太郎
すれちがい 半村良
エンドレス・ナイト 東野圭吾
喪中欠礼 森村誠一
代打はヒットを打ったか? 山田正紀
空白の殺意 山村正夫
アメリカ人の遺書 山村美紗
私のミステリー観『ミステリーはむずかしい』 清水義範




日本ベストミステリー選集20
狂想サミット
1995.4
(紅玉は殺人者 ミステリー・ベストセレクション 2 1989.7 カッパ・ノベルス)

運のいい男 阿刀田高
立田川 泡坂妻夫
抜け穴 井沢元彦
見知らぬ過去 石川喬司
一瞬の街 大沢在昌
窓辺の蛾 小池真理子
悪女の口の中 斎藤栄
二年ぶりの街 佐野洋
知らぬが悪人 志茂田景樹
鬼追者(おにおうもの) 高橋克彦
怒るシルビア 都筑道夫
□(广に龍)涓(ホウケン)この樹の下に死せん 伴野朗
カビ 夏樹静子
密告 結城昌治
超高層ハンティング 夢枕獏
私のミステリー観『私のミステリ雑感』 小池真理子




日本ベストミステリー選集21
冷血ホスピタル
1995.8
(熱砂が殺す ミステリー・ベストセレクション 3 1989.8 カッパ・ノベルス)

笛 赤川次郎
ヤクザ刑事(デカ) 生島治郎
見知らぬ鍵 内田康夫
殺意の峠道 大谷羊太郎
雷嫌いがなおる殺人事件 梶龍雄
魔性 菊村到
骨董屋の女 小杉健治
A列車で行こう 志水辰夫
廃駅 辻真先
揺れるカーテン 中津文彦
立身クラブ 眉村卓
朱の檻 皆川博子
悪徳警官 三好徹
ラブレター 山崎洋子
法廷の死角 和久峻三
私のミステリー観『”普通小説の推理小説”を目指したい』 小杉健治




日本ベストミステリー選集22
悪夢のマーケット
1996.2
(日本ベストミステリー「珠玉集」[上] 1992.6 カッパ・ノベルス)

旅の終り 阿刀田高
願望の連環 内田康夫
12月のジョーカー 大沢在昌
夜追うものの名乗り 菊地秀行
白い朝 北村薫
戯れの誓い 佐野洋
おそれ 高橋克彦
都市盗掘団 筒井康隆
十津川警部C11を追う 西村京太郎
酒媼(さけおうな) 半村良
甘いはずなのに 東野圭吾
木蓮寺 皆川博子
しつけの問題 山田正紀
竜の寺殺人事件 山村美紗
短編小説の時代 郷原宏




日本ベストミステリー選集23
秘密コレクション
1996.7
(日本ベストミステリー「珠玉集」[中] 1992.7 カッパ。ノベルス)

長距離電話 赤川次郎
四〇九号室の患者 綾辻行人
恋路吟行 泡坂妻夫
言霊将軍実朝 井沢元彦
どっちだ 草上仁
危険な食卓 小池真理子
積丹半島・沈黙の証言 小林久三
秋の甲斐路の何処で死ぬ 斎藤栄
天安門は見た 伴野朗
死なれては困る 夏樹静子(カッパ・ノベルス版では「花を捨てる女」が収録)
綾の怨恨 深谷忠記
一時間後 結城昌治
鳥葬の山 夢枕獏
新版「やぶの中」 由良三郎
古書狩り 横田順弥
若手胎動の時代 結城信孝




日本ベストミステリー選集24
破滅のプレリュード
1997.2
(日本ベストミステリー「珠玉集」[下] 1992.8 カッパ・ノベルス)

兇悪のゴールド 生島治郎
殺人時効と来訪者 大谷羊太郎
木の上の眼鏡 日下圭介
ある放浪者の最期 小杉健治
ドアX 島田荘司
うそつき 都筑道夫
京都発、女難の相 中津文彦
評判悪いよ 眉村卓
勝ち逃げ 宮部みゆき
西郷暗殺 三好徹
余命の正義 森村誠一
あの道が黄金色に染まる頃 山崎洋子
夜泣き電話 山村正夫
破産者の鎖 和久峻三
平成初頭推理小説事情 新保博久




日本ベストミステリー選集25
仮面のレクイエム
1998.6
(「傑作推理(ベスト・オブ・ベスト)」大全集[上] 1995.6 カッパ・ノベルス)

あやかしの声 阿刀田高
赤いマント 綾辻行人
他化自在天(たけじざいてん) 泡坂妻夫
湯の町オプ 大沢在昌
溶けていく 北村薫
「切 る」 佐野洋
昨日の記憶 高橋克彦 (カッパ・ノベルス版の「昨日に逢いたい」を改題)
二度死んだ少年の記録 筒井康隆
恋と殺意ののと鉄道 西村京太郎
捨て子稲荷 半村良
再生魔術の女 東野圭吾
少女は踊らない 藤田宜永
過ぎたこと 宮部みゆき
一条戻り橋殺人事件 山村美紗
脱短編作家の弁解 内田康夫




日本ベストミステリー選集26
冥界プリズン
1999.6
(「傑作推理(ベスト・オブ・ベスト)」大全集[中] 1995.7 カッパ・ノベルス)

ランチタイム 赤川次郎
しんどすぎる殺人 生島治郎
あなたをはなさない 井上夢人
おまえが犯人だ 今邑彩
待ち尽くす 日下圭介
約束 小池真理子
瀬戸の花嫁の死 斎藤栄
ホローポイント 斎藤純
偽家族 都筑道夫
輸血のゆくえ 夏樹静子
水色の煙 皆川博子
執事の血 山口雅也
姿なき怪盗 横田順彌
ハイブリッド・ヴィーナス論 島田荘司




日本ベストミステリー選集27
黒衣のモニュメント
2000.6
(「傑作推理」大全集[下] 1995.8 カッパ・ノベルス)

花、携えて 浅黄斑
偶然がくれた運 大谷羊太郎
眠れ、わが子よ 折原一
元禄御犬奉行 鈴木輝一郎
放火魔 伴野朗
東日流の挽歌 中津文彦
武蔵が教えた 深谷忠記
ある心中未遂 三好徹
うぐいす殺人事件 森村誠一
焼肉屋のゆううつな夏 山崎洋子
獣の群れ 山田正紀
災厄への奉仕 山村正夫
家族への手紙 若竹七海
天下に恥じず 和久峻三
短編推理の新たな展開 山前譲




日本ベストミステリー選集28
幻惑のラビリンス
2001.5
(最新「珠玉推理」大全[上] 1998.8 カッパ・ノベルス)

三毛猫ホームズ無人島 赤川次郎
わらう月 有栖川有栖
家に着くまで 今邑彩
おっとっと 大沢在昌
五重像 折原一
雁の便り 北村薫
ネオン 桐野夏生
義弟の死 小杉健治
スカウト 今野敏
ブルーフェイズ 斎藤純
十年後の家族 佐野洋
棄てた記憶 高橋克彦
橋の下の凶器 夏樹静子(カッパ・ノベルス版では「三通の遺言」が収録されている)
一億円の幸福 藤田宜永
孤独の島の島 山口雅也
乗車拒否 山村正夫
小説の趨勢 北方謙三




日本ベストミステリー選集29
怪しい舞踏会
2002.5
(最新「珠玉推理(ベスト・オブ・ベスト)」大全[中] 1998.9 カッパ・ノベルス)

明日の新聞 阿刀田高
特別料理 綾辻行人
三郎菱(さぶろびし) 泡坂妻夫
象と耳鳴り 恩田陸
螺旋階段のアリス 加納朋子
殺人者の赤い手 北森鴻
左手首 黒川博行
鬼灯(ほおずき) 小池真理子
極楽ツアー殺人 斎藤栄
相棒(バデイ) 真保裕一
愛犬殺人事件 西村京太郎
シャドウ・プレイ 法月綸太郎
井伊直弼は見ていた? 深谷忠記
結ぶ 皆川博子
ブルーロータス 山崎洋子
旧本格派作家の呟き 鮎川哲也




日本ベストミステリー選集30
闇夜の芸術祭
2003.4
(最新「珠玉推理(ベスト・オブ・ベスト)」大全[下] 1998.10 カッパ・ノベルス)

離婚調査 生島治郎
危ない消火器 逢坂剛
雨のなかの犬 香納諒一
忍び寄る人 日下圭介
野犬狩り 篠田節子
ランプの宿 都筑道夫
お役所仕事 伴野朗
お菊の皿 中津文彦
頼まれた男 新津きよみ
M 馳星周
誘拐電話網 東野圭吾
砂村新田 宮部みゆき
余計な正義 森村誠一
さなぎ 山田正紀
白い顔 若竹七海
解説 戦後五十年から二十一世紀へ 山前譲




日本ベストミステリー選集31
名探偵で行こう
2004.6
(名探偵で行こう 最新ベスト・ミステリー シリーズ・キャラクター編 2001.9 カッパ・ノベルス)

三毛猫ホ-ムズと永遠の恋人 赤川次郎
ママは空に消える 我孫子武丸
金魚狂言 泡坂妻夫
エキサイタブルボーイ 石田衣良
あちこちら 大沢在昌
花を見る日 香納諒一
神田川」見立て殺人 鯨統一郎
ダイエット狂想曲 近藤史恵
最前線 今野敏
2031探偵物語 秘密 柴田よしき
招かれざる死者 西澤保彦
シュート・ミー 野沢尚
魔女狩り 横山秀夫
解説――迷宮を共に歩む者 笹川吉晴




日本ベストミステリー選集32
M列車で行こう
2005.5
(M列車(ミステリートレイン)で行こう 最新ベスト・ミステリー 旅と街をめぐる傑作編 2001.10 カッパ・ノベルス)

悩み多き人生 逢坂剛
危険な乗客 折原一
セヴンス・ヘヴン 北森鴻
三たびの女 小杉健治
逢いびき 篠田節子
迷宮に死者は棲む 篠田真由美
愛の記憶 高橋克彦
幽霊船が消えるまで 柄刀一
阿蘇幻死行 西村京太郎
マン島の蒸気鉄道 森博嗣
山魔 森村誠一
湯煙のごとき事件 山口雅也




日本ベストミステリー選集33
事件現場に行こう
2006.4
(事件現場に行こう 最新ベスト・ミステリー カレイドスコープ編 2001.11 カッパ・ノベルス)

裏窓 阿刀田高
崩壊の前日 綾辻行人
かるかや 北村薫
彼らの静かな日常 小池真理子
青き旗の元にて 五條瑛
情報漏洩 佐野洋
冬枯れの木 永井するみ
あのひとの髪 夏樹静子
種を蒔く女 新津きよみ
素人芸 法月綸太郎
インベーダー 馳星周
無意識的転移 深谷忠記
サクラ 福井晴敏
いしまくら 宮部みゆき
翡翠 山崎洋子
鉄格子の女 若竹七海
解説――横ベクトルの読書法 細谷正充




日本ベストミステリー選集34
名探偵を追いかけろ
2007.5
(名探偵を追いかけろ シリーズ・キャラクター編 2004.10 カッパ・ノベルス)

三毛猫ホームズの遺失物 赤川次郎
名探偵エノケン氏 芦辺拓
201号室の災厄 有栖川有栖
燃える女 逢坂剛
サインペインター 大倉崇裕
血を吸うマント 霞流一
虹の家のアリス 加納朋子
カラスの動物園 倉知淳
筆合戦 高橋克彦
龍之介、黄色い部屋に入ってしまう 柄刀一
鬼は外 宮部みゆき
いつ入れ替わった? An exchange of tears for smiles 森博嗣
ハブ 山田正紀
解説――永遠のヒーロー、それは名探偵 山前譲




日本ベストミステリー選集35
暗闇を追いかけろ
2008.5
(暗闇(ダークサイド)を追いかけろ ホラー&サスペンス編 2004.11 カッパ・ノベルス)

闇を! もっと闇を!――編纂序文 笹川吉晴
古井戸 明野照葉
人こひ初めしはじめなり 飯野文彦
ぽきぽき 五十嵐貴久
ラストコール 石田衣良
夢想の部屋 岩井志麻子
刺青の女 小沢章友
Closet 乙一
憑代忌 北森鴻
アトランティス大陸の秘密 鯨統一郎
昭和湯の幻 倉阪鬼一郎
願い 柴田よしき
印字された不幸の手紙の問題 西澤保彦
DRIVE UP 馳星周
すまじき熱帯 平山夢明
不登校の少女 福澤徹三
疥 物集高音
妬忌津 森福都




日本ベストミステリー選集36
事件を追いかけろ
2009.4
(事件を追いかけろ 最新ベスト・ミステリー サプライズの花束編 2004.12 カッパ・ノベルス)

立ち向かう者 東直己
蚊取湖殺人事件 泡坂妻夫
口座相違 池井戸潤
バンク 伊坂幸太郎
ジョーカーとレスラー 大沢在昌
天使の歌声 北川歩実
偽りの季節 五條瑛
死人の逆恨み 笹本稜平
名誉キャディー 佐野洋
雪模様 永井するみ
リメーク 夏樹静子
拾ったあとで 新津きよみ
花をちぎれない程… 光原百合
密室の抜け穴 横山秀夫
解説――多彩な世界への案内書 細谷正充




日本ベストミステリー選集37
名探偵の奇跡
2010.5
(最新ベスト・ミステリー 名探偵の奇跡 2007.9 カッパ・ノベルス)

地獄へご案内 赤川次郎
審理(裁判員法廷二〇〇九) 芦辺拓
あるいは四風荘殺人事件 有栖川有栖
願かけて 泡坂妻夫
雷鳴 大沢在昌
棄神祭 北森鴻
先生と僕 坂木司
デューラーの瞳 柄刀一
変奏曲〈白い密室〉 西澤保彦
四色問題 法月綸太郎
カランポーの悪魔 柳広司
永遠の時効 横山秀夫
解説 末國善己




日本ベストミステリー選集38
不思議の足跡
2011.4
(最新ベスト・ミステリー 不思議の足跡 2007.10 カッパ・ノベルス)

吹雪に死神 伊坂幸太郎
酬い 石持浅海
あなたの善良なる教え子より 恩田陸
ナスカの地上絵の不思議 鯨統一郎
暴君 桜庭一樹
隠されていたもの 柴田よしき
東京しあわせクラブ 朱川湊人
とまどい 高橋克彦
八百万 畠中恵
オペラントの肖像 平山夢明
ロボットと俳句の問題 松尾由美
箱詰めの文字 道尾秀介
チヨ子 宮部みゆき
悪魔の辞典 山田正紀
Do you love me? 米澤穂信
解説 千街晶之




日本ベストミステリー選集39
事件の痕跡
2012.4
(最新ベスト・ミステリー 事件の痕跡 2007.11 カッパ・ノベルス)

私はこうしてデビューした 蒼井上鷹
女交渉人ヒカル 五十嵐貴久
五つのプレゼント 乾くるみ
玉川上死 歌野晶午
ツルの一声 逢坂剛
コパカバーナの棹師……気取り 垣根涼介
ラスカル3 加藤実秋
通夜盗 佐野洋
ほころび 夏樹静子
二度とふたたび 新津きよみ
世界の終わり 馳星周
希望の形 光原百合
ヒロインへの招待状 連城三紀彦




日本ベストミステリー選集40
名探偵に訊け
2013.4
(最新ベスト・ミステリー 名探偵に訊け 2010.9 カッパ・ノベルス)

火村英生に捧げる犯罪 有栖川有栖
五ん兵衛船 泡坂妻夫
ディフェンディング・ゲーム 石持浅海
四枚のカード 乾くるみ
図書館滅ぶべし 門井慶喜
背表紙の友 北森鴻
毒入りバレンタイン・チョコ 北山猛邦
バグズ・ヘブン 柄刀一
周波数は77.4MHz 初野晴
殺人現場では靴をお脱ぎください 東川篤哉
隙魔の如き覗くもの 三津田信三
原宿消えた列車の謎 山田正紀
蠅男 若竹七海




日本ベストミステリー選集41
現場に臨め
2014.4
(最新ベスト・ミステリー 現場に臨め 2010.10 カッパ・ノベルス)

オウンゴール 蒼井上鷹
撃てない警官 安東能明
スジ読み 池井戸潤
おれたちの街 逢坂剛
亡霊 大沢在昌
冤罪 今野敏
爪占い 佐野洋
賢者のもてなし 柴田哲孝
天誅 曽根圭介
文字板 長岡弘樹
思い出を盗んだ女 新津きよみ
シンメトリー 誉田哲也
償い 薬丸岳
墓標 横山秀夫
小さな異邦人 連城三紀彦




日本ベストミステリー選集42
暗闇を見よ
2015.4
(最新ベスト・ミステリー 暗闇を見よ 2010.11 カッパ・ノベルス)

恐怖と理性、現代日本ミステリーの両義性――編纂序文 横井司
隣の四畳半 赤川次郎
ゲバルトX 飴村行
ちゃーちゃん 乾ルカ
おねえちゃん 歌野晶午
三つ、惚れられ 北村薫
猫と死の街 倉知淳
雪を待つ朝 柴田よしき
十円参り 辻村深月
引き立て役倶楽部の陰謀 法月綸太郎
吉原首代売女御免帳 平山夢明
冬の鬼 道尾秀介
ろくろ首 柳広司
身内に不幸がありまして 米澤穂信




日本ベストミステリー選集43
驚愕遊園地
2016.5
(驚愕遊園地 最新ベスト・ミステリー 2013.11)
※「クリスマスミステリ」(東野圭吾)は文庫版未収録

呪いの特売 赤川次郎
黒い密室 芦辺拓
四分間では短すぎる 有栖川有栖
梟のシエスタ 伊与原新
君の歌 大崎梢
思い違い 恩田陸
カミソリ狐 大門剛明
美弥谷団地の逃亡者 辻村深月
呻き淵 鳥飼否宇
対の住処 西澤保彦
シレネッタの丘 初野晴
烏賊神家の一族の殺人 東川篤哉
おみくじと紙切れ 麻耶雄嵩
913 米澤穂信




↓以下はまだ文庫に収録されていないもの。『奇想博物館』は2017年5月に文庫収録予定だそうです。

奇想博物館 最新ベスト・ミステリー
2013.12

小さな兵隊 伊坂幸太郎
玩具店の英雄 石持浅海
漆黒 乾ルカ
区立花園公園 大沢在昌
黒い手帳 北村薫
常習犯 今野敏
国会図書館のボルト 坂木司
遠い夏の記憶 朱川湊人
親子ごっこ 長岡弘樹
シンリガクの実験 深水黎一郎
初仕事はゴムの味 誉田哲也
暗がりの子供 道尾秀介
長井優介へ 湊かなえ
野槌の墓 宮部みゆき
ただ一人の幻影 森村誠一




悪意の迷路 最新ベスト・ミステリー
2016.11

願わない少女 芦沢央
ドレスと留袖 歌野晶午
不適切な排除 大沢在昌
うれひは青し空よりも 大山誠一郎
憂慮する令嬢の事件 北原尚彦
シャルロットの友達 近藤史恵
水戸黄門謎の乙姫御殿 月村了衛
パズル韜晦 西澤保彦
魔法使いと死者からの伝言 東川篤哉
潜入調査 藤田宜永
屋根裏の同居者 三津田信三
優しい人 湊かなえ
永遠のマフラー 森村誠一
背負う者 柚月裕子
綱渡りの成功例 米澤穂信




殺意の隘路 最新ベスト・ミステリー
2016.12

もう一色選べる丼 青崎有吾
もういいかい 赤川次郎
線路の国のアリス 有栖川有栖
ルックスライク 伊坂幸太郎
九尾の狐 石持浅海
黒い瞳の内 乾ルカ
柊と太陽 恩田陸
幻の追伸 北村薫
人事 今野敏
夏の終わりの時間割 長岡弘樹
理由ありの旧校舎 初野晴
ルーキー登場 東野圭吾
定跡外の誘拐 円居挽
旧友 麻耶雄嵩
副島さんは言っている十月 若竹七海




 とりあえず、以上です。

『推理小説年鑑』(『探偵小説年鑑』)の収録作品を1948年からまとめてみた

 『推理小説年鑑』に収録された作品を一頁にまとめました。
 『推理小説年鑑』とは、日本推理作家協会が毎年編纂している、秀作短編のアンソロジーです。
 前身の『探偵小説年鑑』から数えると、六十年以上も続く事業となります。
 文庫版の《ミステリー傑作選》《スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎》各シリーズとの対照も付記しました。




探偵小説年鑑
1948年版

死戀 木々高太郎
豫言 久生十蘭
丈助の死 大下宇陀児
怪奇を抱く壁 角田喜久雄
探偵小説 横溝正史
カナカナ姫 水谷準
幻想唐草 城昌幸
雨夜の事件 海野十三
桃色の食欲 渡辺啓助
海鰻荘奇談 香山滋
みささぎ盗賊 山田風太郎




探偵小説年鑑 探偵小説傑作選
1949年版

危険なる姉妹 大下宇陀児
冬の月光 木々高太郎
泣虫小僧 横溝正史
窓は敲かれず 水谷準
猫 角田喜久雄
夜毎の恐怖 海野十三
スタイリスト 城昌幸
毒蝶と薔薇 渡辺啓助
暗号海を渡る 九鬼澹
蜥蜴の島 香山滋
眼中の悪魔 山田風太郎
四次元の犯人 島田一男
風車 岩田賛
天狗 大坪砂男




探偵小説年鑑 探偵小説傑作選
1950年版

詐欺師マータン 大下宇陀兒
涅槃雪 大坪砂男
月ぞ悪魔 香山滋
老人と看護の娘 木々高太郎
社会部長 島田一男
道化役 城昌幸
妖婦の宿 高木彬光
悪魔の夜宴 水谷準
旅の獅子舞 山田風太郎
車井戸は何故軋る 横溝正史
浴室殺人事件 渡辺啓助




探偵小説年鑑 探偵小説傑作選
1951年版 

断崖 江戸川乱歩
空中国の大犯罪 大下宇陀児
花売娘 大坪沙男
心臓花 香山滋
少女の臀に礼する男 木々高太郎
社会部記者 島田一男
その夜 城昌幸
影なき女 高木彬光
告白を笑う仮面 永瀬三吾
悲劇の觸手 水谷準
蓮華盗賊 山田風太郎
百日紅の下にて 横溝正史
モンゴル怪猫話 渡辺啓助
死と恋と波と 井上靖




探偵小説年鑑 探偵小説傑作選
1952年版

岩塊 大下宇陀児
虚影 大坪砂男
暗い海白い花 岡村雄輔
誤算 香山滋
深入り 木々高太郎
デスマスク 柴田錬三郎
逆流 島田一男
その家 城昌幸
わが一高時代の犯罪 高木彬光
扉 椿八郎
良心の断層 永瀬三吉
窓 氷川瓏
ある決闘 水谷準
愛憎の倫理 宮野村子
黒衣の聖母 山田風太郎
白い拷問 渡辺啓助




探偵小説年鑑 探偵小説傑作選
1953年版 

巫女 朝山蜻一
赤い月 大河内常平
剣と香水 大下宇陀児
蝋燭売り 香山滋
夜光 木々高太郎
誤報 島田一男
絶壁 城昌幸
リラの香のする手紙 妹尾アキ夫
殺意 高木彬光
青い帽子の物語 土屋隆夫
轢死経験者 永瀬三吾
生きている屍 鷲尾三郎
聖ジヨン学院の悪魔 渡辺啓助




探偵小説年鑑 探偵小説傑作選
1954年版

畸形の天女(連作の一) 江戸川乱歩
畸形の天女(連作の二) 大下宇陀児
畸形の天女(連作の三) 角田喜久雄
畸形の天女(連作の四) 木々高太郎
胡蝶の行方 大坪砂男
ネンゴ・ネンゴ 香山滋
生霊 島田一男
ユラリウム 城昌幸
無名の手紙 高木彬光
睡蓮夫人 永川瓏
まがまがしい心 水谷準
赤い靴 山田風太郎
雪崩 鷲尾三郎
美しい青春 渡辺啓助
〈ラジオ台本〉
稲穂の簪 黒沼健
虫籠 永瀬三吾
古い手紙 香住春吾




探偵小説年鑑 探偵小説傑作選
1955年版上巻

僕はちんころ 朝山蜻一
殺意 井上靖
兇器 江戸川乱歩
私は殺される 大下宇陀児
外套 大坪砂男
蔵を開く 香住春吾
狂った人々 香山滋
タンポポの生えた土蔵 木々高太郎
追いつめる 楠田匡介
心霊殺人事件 坂口安吾




探偵小説年鑑 探偵小説傑作選
1955年版下巻

罪なき罪 椎名麟三
奇妙な夫婦 島田一男
中有の世界 城昌幸
ロンドン塔の判官 高木彬光
沼垂の女 角田喜久雄
売国奴 永瀬三吾
赤い密室 中川透
宝島 水谷準
二十世紀ノア 山田風太郎
蜃気楼島の情熱 横溝正史
キュラサオの首 渡辺啓助




探偵小説年鑑 探偵小説傑作選
1956年版上巻

月と手袋 江戸川乱歩
娘たちは怖い 大下宇陀児
クレイ少佐の死 大河内常平
白い文化住宅 大坪砂男
鯉幟 香住春吾
風船売り 香山滋
遺花 木々高太郎
東京暴力団 島田一男
波の音 城昌幸
死せる者よみがへれ 高木彬光




探偵小説年鑑 探偵小説傑作選
1956年版下巻

二月の悲劇 角田喜久雄
発狂者 永瀬三吾
狐の鶏 日影丈吉
サムの東京見物 水谷準
ノイローゼ 山田風太郎
廃園の鬼 横溝正史
文珠の罠 鷲尾三郎
クレオパトラサロメ 渡辺啓助




探偵小説年鑑 探偵小説傑作選
1957年版

青いエチュード 鮎川哲也
堀越捜査一課長殿 江戸川乱歩
ムー大陸の笛 大河内常平
風が吹くと 大下宇陀児
夜明けまでの三時間 香山滋
オリムポスの山 木々高太郎
逃げられる 楠田匡介
妊婦の檻 島田一男
自殺倶楽部 城昌幸
蛇の環 高木彬光
悪魔のような女 角田喜久雄
阿呆な殺人 永瀬三吾
奇妙な隊商 日影丈吉
顔 松本清張
跫音 山田風太郎
迷路荘の怪人 横溝正史
血笑島にて 渡辺啓助




探偵小説年鑑 探偵小説傑作選
1958年版

五つの時計 鮎川哲也
安房国住広正 大河常平
山は殺さず 大下宇陀児
霧悪魔 香山滋
異安心 木々高太郎
脱獄を了えて 楠田匡介
作並 島田一男
ものの影 城昌幸
白魔の歌 高木彬光
笛吹けば人が死ぬ 角田喜久雄
粘土の犬 仁木悦子
爆発 日影丈吉
地方紙を買う女 松本清張
不死鳥 山田風太郎
獅子 山村正夫
支那扇の女 横溝正史
吸血鬼考 渡辺啓助




探偵小説年鑑 探偵小説傑作選
1959年版

白い密室 鮎川哲也
バラ園の共犯者 有馬頼義
売春巷談 大下宇陀児
犬と剃刀 香山滋
細い眼の孫娘 木々高太郎
沼の中の家 楠田匡介
淋しい草原に 高城高
泥まみれ 島田一男
ママゴト 城昌幸
火車立ちぬ 高木彬光
ある脅迫 多岐川恭
崖上の家 角田喜久雄
かあちゃんは犯人じゃない 仁木悦子
捩れた輪 日影丈吉
巻頭句の女 松本清張
怪異投込寺 山田風太郎
悪魔の降誕祭 横溝正史
寝衣(ネグリジェ) 渡辺啓助




推理小説ベスト15 探偵小説年鑑
1960年版

金魚の寝言 鮎川哲也
偶然は作られる 大下宇陀児
マンドラカーリカ 香山滋
悪い家系 木々高太郎
不運な旅館 佐野洋
百十一万分の一 島田一男
彷徨 城 昌幸
目撃者 高木彬光
二夜の女 多岐川恭
冷たい唇 角田喜久雄
団十郎切腹事件 戸板康二
吉備津の釜 日影丈吉
たのしみ 星新一
上申書 松本清張
クムラン洞窟 渡辺啓助




推理小説ベスト20 探偵小説年鑑
1961年版1

蛍 大下宇陀児
青い枯葉 黒岩重吾
エクトプラズム 城昌幸
朱の奇蹟 高木彬光
奇妙なさすらい 多岐川恭
加納座実説 戸板康二
からす 日影丈吉
崖 水上勉
暗い独房 山村正夫
坊主頭 結城昌治




推理小説ベスト20 探偵小説年鑑
1961年版2

急行出雲 鮎川哲也
お墓に青い花を 樹下太郎
断崖にて 笹沢佐保
金属音病事件 佐野洋
狂気 竹村直伸
奇妙なアルバイト 角田喜久雄
包囲 星新一
偶数 松本清張
八番目の花嫁 水谷準
恐山 渡辺啓助




推理小説ベスト20 推理小説年鑑
1962年版1

オシローマー事件 樹下太郎
飛田ホテル 黒岩重吾
尾行 佐野洋
生き残った男 島田一男
名も知らぬ夫 新章文子
翳のある歯 角田喜久雄
女優 日影丈吉
合理主義者 星新一
万葉翡翠 松本清張
葬式紳士 結城昌治




推理小説ベスト20 推理小説年鑑
1962年版2

細すぎた脚 飛鳥高
ああ世は夢か 鮎川哲也
穴 笹沢左保
根の無い話3篇 城昌幸
家探し 高木彬光
吉凶 多岐川恭
隣りの老女 戸板康二
おえん 水上勉
空中観覧車 山村正夫
島 渡辺啓助




推理小説ベスト24 推理小説年鑑
1963年版1

1ロ……犯罪ロードマップ ミステリー傑作選1
特1ダ……1ダースの殺意 ミステリー傑作選・特別編1
特3夏……真夏の夜の悪夢(ミッドサマー・ナイトメア) ミステリー傑作選・特別編3

下り『はつかり』 鮎川哲也
雪子・夫 樹下太郎
ぜいたくなホテル 黒岩重吾
六本木心中 笹沢左保 特1ダ
俘虜コーエン 多岐川恭 1ロ
方壺園 陳舜臣 特3夏
情事の背景 土屋隆夫 1ロ
隠し庖丁 戸板康二 1ロ
犬の生活 日影丈吉
閉鎖 松本清張
極悪人 山田風太郎
金魚 渡辺啓助




推理小説ベスト24 推理小説年鑑
1963年版2

1ロ……犯罪ロードマップ ミステリー傑作選1
特1ダ……1ダースの殺意 ミステリー傑作選・特別編1
特2ル……殺しのルート13 ミステリー傑作選・特別編2

大人の城 飛鳥高 特2ル
追う人 加納一朗
銀の十字架 木々高太郎
冷えた茶 佐野洋 特2ル
2+2=0 城昌幸
少女と血 新章文子
青い雌蘂 角田喜久雄
うさぎと豚と人間と 仁木悦子 1ロ
三年目の生活 星新一
赤い毒の花 水上勉 特1ダ
天使 山村正夫
死ぬほど愛して 結城昌治




推理小説ベスト24 推理小説年鑑
1964年版1

1ロ……犯罪ロードマップ ミステリー傑作選1
特2ル……殺しのルート13 ミステリー傑作選・特別編2
特3夏……真夏の夜の悪夢(ミッドサマー・ナイトメア) ミステリー傑作選・特別編3

お天気次第 飛島高
猫ババ野郎 加納一朗 1ロ
夜の賎しさ 邦光史郎
青い群 河野典生
贈られた女 佐野洋 1ロ
年下の亭主 新章文子 特2ル
年輪 角田喜久雄 特3夏
多過ぎる犯人 南條範夫
宇宙のあいさつ 星新一
たづたづし 松本清張 1ロ
盲目 水上勉 特3夏
女雛 山村正夫 1ロ




推理小説ベスト24 推理小説年鑑
1964年版2

1ロ……犯罪ロードマップ ミステリー傑作選1
特2ル……殺しのルート13 ミステリー傑作選・特別編2
特3夏……真夏の夜の悪夢(ミッドサマー・ナイトメア) ミステリー傑作選・特別編3

わるい風 鮎川哲也 特2ル
獣に降る雨 菊村到 特2ル
壇上 樹下太郎
虹の十字架 黒岩重吾
廃墟の周囲 笹沢左保
からす 多岐川恭 特3夏
天山に消える 陳舜臣
隣家の消息 戸板康二 特3夏
闇の中から 戸川昌子 特3夏
現代呪法 日影丈吉 特2ル
ナポレオンの遺髪 三好徹 1ロ
死体置場は空の下 結城昌治 特2ル




推理小説ベスト24 推理小説年鑑
1965年版1

1ロ……犯罪ロードマップ ミステリー傑作選1
特2ル……殺しのルート13 ミステリー傑作選・特別編2
特3夏……真夏の夜の悪夢(ミッドサマー・ナイトメア) ミステリー傑作選・特別編3

四本目の鍵 梶山季之 1ロ
熱海の男 樹下太郎
螺旋階段 邦光史郎 特2ル
拾われた男 小松左京 特2ル
赤い月 笹沢左保 特3夏
不安の庭 新章文子
桃源遥かなり 陳舜臣 1ロ
日本KKK始末 天藤真
緋の堕胎 戸川昌子 1ロ
脊梁 松本清張
存在の痕跡 三好徹 特3夏
孤独なカラス 結城昌治 1ロ




推理小説ベスト24 推理小説年鑑
1965年版2

1ロ……犯罪ロードマップ ミステリー傑作選1
特1ダ……1ダースの殺意 ミステリー傑作選・特別編1
特3夏……真夏の夜の悪夢(ミッドサマー・ナイトメア) ミステリー傑作選・特別編3

ギズモ 加納一朗
黒い蜜 菊村到
さ迷える魂 黒岩重吾 特1ダ
崩れる 佐野洋 特1ダ
汐が満ちて 多岐川恭 特1ダ
ねじれた部屋 土屋隆夫 特3夏
史蹟 戸板康二
黒い真珠 南條範夫
三の酉 日影丈吉 特3夏
終末の日 星新一 1ロ
環 山田風太郎
疫病 山村正夫 特1ダ




推理小説ベスト24 推理小説年鑑
1966年版1

1ロ……犯罪ロードマップ ミステリー傑作選1
特1ダ……1ダースの殺意 ミステリー傑作選・特別編1
特2ル……殺しのルート13 ミステリー傑作選・特別編2
特3夏……真夏の夜の悪夢(ミッドサマー・ナイトメア) ミステリー傑作選・特別編3

死が二人を別つまで 鮎川哲也
チャイナタウン・ブルース 生島治郎 特2ル
黒の燃焼室 梶山季之 特1ダ
鍵穴 加納一朗
上海に死す 樹下太郎
トラブル・メーカー 邦光史郎
花と泥の間 黒岩重吾 1ロ
夢からの脱走 小松左京 特1ダ
妾の連れ子 笹沢左保 1ロ
賭け 佐野洋 特3夏
眼には眼を 新章文子




推理小説ベスト24 推理小説年鑑
1966年版2

1ロ……犯罪ロードマップ ミステリー傑作選1
特1ダ……1ダースの殺意 ミステリー傑作選・特別編1
特2ル……殺しのルート13 ミステリー傑作選・特別編2
特3夏……真夏の夜の悪夢(ミッドサマー・ナイトメア) ミステリー傑作選・特別編3

鎖の環 高木彬光 特2ル
頭の中の町 多岐川恭
スマトラに沈む 陳舜臣
穴の眠りーー加地公四郎の場合 土屋隆夫 特2ル
見えない鴬 戸板康二 特1ダ
黒い餞別 戸川昌子 特1ダ
十五年後の或る日に 南條範夫 特2ル
鳴神 日影丈吉 1ロ
箱 星新一
六月の北海道 松本清張
緋の街 三好徹 特1ダ
短剣 山村正夫 特3夏
六年目の真実 結城昌治 特1ダ




推理小説代表作選集 推理小説年鑑
1967年版

殺人現場へどうぞ ミステリー傑作選2

やさしい密告者 生島治郎
レスビアン殺人事件 梶山季之
根のある幻花 黒岩重吾
宗国屋敷 小松左京
人生十日 笹沢左保
重い街 佐野洋
弾道の迷路 高木彬光
殺人のための音楽 多岐川恭
神獣の爪 陳舜臣
密の味 戸川昌子
陰謀団ミダス 星新一
雨 松本清張
底のない運河 三好徹
女の檻 結城昌治




推理小説代表作選集 推理小説年鑑
1968年版

ちょっと殺人を ミステリー傑作選3

鼓笛隊 黒岩重吾
狂った手鉤 陳舜臣
風の弾痕 三好徹
餌 笹沢左保
盗難車 佐野洋
最後の客 生島治郎
かまきりの情熱 高木彬光
鍵 星新一
風が過ぎた 結城昌治
家紋ー十二の紐〈橙色の紐〉ー 松本清張
冷い陽炎 多岐川恭
子供たちの旅 小松左京
空色の魔女 仁木悦子
甘美な誘拐 梶山季之
裂けた眠り 戸川昌子




推理小説代表作選集 推理小説年鑑
1969年版

あなたの隣に犯人が ミステリー傑作選4

湿地帯 黒岩重吾
死者たちの祭り 生島治郎
蕩す 三好徹
残酷な夕日 結城昌治
拐帯逃亡 樹下太郎
アフリカの爆弾 筒井康隆
円卓 戸川昌子
女を見て死ね 笹沢左保
雪とヘドロ 佐野洋
早船州崎行き 佐賀潜
許された日々 多岐川恭
山 松本清張
まずいトンカツ 戸板康二
コビト 星新一
魔女の視線 菊村到




推理小説代表作選集 推理小説年鑑
1970年版

犯人ただいま逃亡中 ミステリー傑作選5
謎1……東野圭吾選 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎001

満月様顔貎(ムーン・フェイス) 佐野洋
新開地の事件 松本清張 謎1
手紙 星新一
戯れに死を選ぶまじ 日影丈吉
燃えた札束 佐賀潜
凍った時間 結城昌治
処刑された沈黙 戸川昌子
猫の首 小松左京
母子像 筒井康隆 謎1
甘い汁 生島治郎
不倫の坂 黒岩重吾
疑わしきは…… 陳舜臣
死体と寝たい 都筑道夫
天使の弔鐘 三好徹
闇への疾走 笹沢左保




推理小説代表作選集 推理小説年鑑
1971年版

サスペンス・ゾーン ミステリー傑作選6
謎2……宮部みゆき選 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎002

男一匹 生島治郎 謎2
水難の相あり 鮎川哲也
黄色い吸血鬼 戸川昌子
闇の中の子供 小松左京 謎2
大使“夫人”誘拐事件 佐野洋
小梅富士 都筑道夫
企業特訓殺人事件 森村誠一 謎2
海からの招待状 笹沢左保
淫らな証人 土屋隆夫
たそがれ 星新一
古印譚 陳舜臣
奇妙な被告 松本清張
汚れた刑事 結城昌治
たった一人の鉱山 草野唯雄
不道徳な天使 三好徹




推理小説代表作選集 推理小説年鑑
1972年版

意外や意外 ミステリー傑作選7
謎3……恩田陸選 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎003

厄介な荷物 山村正夫
枇杷の木の下 陳舜臣
外人墓地の時刻表 斎藤栄
眠れる森の醜女 戸川昌子 謎3
留守宅の事件 松本清張
写真の女 小松左京
直線大外強襲 佐野洋
殺しに行く 河野典生
天使の棄児 三好徹
裏切りの夜 結城昌治
虹色の犬 仁木悦子
死んだ甲虫たち 笹沢左保
精神分裂殺人事件 森村誠一
骨 星新一




推理小説代表作選集 推理小説年鑑
1973年版

殺しの一品料理(ア・ラ・カルト) ミステリー傑作選8
謎4……京極夏彦選 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎004

待つ女 小松左京
気になる投書 山村正夫
不確かな証人 三好徹
酔っぱらった死体 海渡英祐
宝蘭と二人の男 陳舜臣 謎4
暗い玄海灘に 夏樹静子 謎4
明治村の時計 戸板康二
九段の母 都筑道夫
理外の理 松本清張 謎4
竜王氏の不吉な旅 鮎川哲也
猿の証言 佐野洋
泥の文学碑 土屋隆夫
殺意の造型 森村誠一
裂けた鱗 戸川昌子




推理小説年鑑 推理小説代表作選集
1974年版

犯罪ショッピング ミステリー傑作選9
謎5……伊坂幸太郎選 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎005

駆ける男 松本清張
午前一〇時の女 土屋隆夫
石段の家 仁木悦子
情熱の断罪 森村誠一
退職刑事 都筑道夫
冷たい炎 結城昌治
気まぐれな死体 海渡英祐)
影に名はない 笹沢左保
あちら側の女 夏樹静子
中国屏風 鮎川哲也
お連れの方 佐野洋
長い話 陳舜臣 謎5
赤坂サニーハウス 菊村到
バイエルの八番 戸板康二
目撃者が消えた 三好徹
長い部屋 小松左京 謎5




推理小説年鑑 推理小説代表作選集
1975年版

闇のなかのあなた ミステリー傑作選10
謎6……今野敏選 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎006

幽霊 笹沢左保
仁王幻想 石沢英太郎
謎とき 菊村到
甦った脳髄 草野唯雄
気まぐれな死体 土屋隆夫
社長室のパンダ 戸板康二
如菩薩団 筒井康隆 謎6
魔少年 森村誠一
砂漠と花と銃弾 三好徹
誰知らぬ殺意 夏樹静子
赤い点が光った 佐野洋
蝋いろの顔 都筑道夫 謎6
憎い亡霊 山村正夫




推理小説年鑑 推理小説代表作選集
1976年版

どんでん返し ミステリー傑作選11
謎7……桜庭一樹選 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎007

日本早春図 陳舜臣 謎7
赤い落差 小林久三
証拠なし 佐野洋
恐怖の賀状 山村美紗
冷たいのがお好き 小泉喜美子
割れた電球 鮎川哲也
トルストイ爺さん 草野唯雄
怨の複合 麗羅
紺碧からの音信 森村誠一
雨の夜、誰かが死ぬ 菊村到
死の国のアリス 海渡英祐
グリーン車の子供 戸板康二 謎7
噂を集め過ぎた男 石沢英太郎
特急夕月 夏樹静子




推理小説代表作選集 推理小説年鑑
1977年版

にぎやかな殺意 ミステリー傑作選12
謎8……辻村深月選 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎008

心霊写真 佐野洋
塗りつぶした顔 戸板康二
視線 石沢英太郎
曲った部屋 泡坂妻夫
瀬戸の夕凪 山村正夫
相似の部屋 鮎川哲也
拳銃 笹沢左保
背負って走れ 陳舜臣
水子地蔵の樹影 夏樹静子
神風の殉愛 森村誠一 謎8
復讐は彼女に 小泉喜美子
海軍某重大事件 小林久三
みぞれ河岸 都築道夫 謎8
汽笛が響く 南部樹未子




推理小説代表作選集 推理小説年鑑
1978年版

凶器は狂気 ミステリー傑作選13
謎9……綾辻行人選 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎009

次号予告 石川喬司
見ている前で 佐野洋
酒乱 笹沢佐保
首 結城昌治
迷路の街 三好徹
雪の螢 森村誠一
闇の人力車 多岐川恭
五十五歳の生理 石沢英太郎
あばかれた夜 小林久三
野次馬作戦 海渡英祐
蜂と手まり 日下圭介
藍い幌子 伴野朗
変身願望 西村京太郎
砂蛾家の消失 泡坂妻夫 謎9
日光写真 都筑道夫 謎9




推理小説代表作選集 推理小説年鑑
1979年版

犯罪見本市 ミステリー傑作選14

記憶 笹沢左保
きたない仕事 結城昌治
早春の街に 仁木悦子
死原香 森村誠一
楽屋の蟹 戸板康二
善人村の村祭 赤川次郎
裁決質問 石沢英太郎
風に揺れるぶらんこ 都筑道夫
空白の重奏 福本和也
声の通路 佐野洋
闇の奢り 日下圭介
王将の奢り 小林久三
悪の配当 三好徹
おふくろは霊媒 梶龍雄
来訪者 阿刀田高




推理小説年鑑 推理小説代表作選集
1980年版

殺しのパフォーマンス ミステリー傑作選15
謎1……東野圭吾選 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎001

ある殺人 野呂邦暢
陰膳 夏樹静子
献本 石沢英太郎
「殺人事件」盗難事件 都筑道夫
双子の家 赤川次郎 謎1
盗作の証明 大岡昇平
最後の夜 佐野洋
羽根の折れた天使 栗本薫
走る無人霊柩車 小林久三
村でいちばんの首吊りの木 辻真先
緋色の記憶 日下圭介 謎1
父子の対話 笹沢左保
噛みつく扉 海渡英祐
ベルリンの柩 高柳芳夫
魔の時間 三好徹
香港ヒルトン殺人事件 伴野朗
ダイヤル7 泡坂妻夫
かたみ 小泉喜美子




推理小説代表作選集 推理小説年鑑
1981年版

故意・悪意・殺意 ミステリー傑作選16
謎2……宮部みゆき選 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎002

暗い窓 佐野洋 謎2
赤い猫 仁木悦子
首くくりの木 都筑道夫 謎2
戻り川心中 連城三紀彦
天井のとらんぷ 泡坂妻夫
私も犯人です 胡桃沢耕史
暗黒の祭り 三好徹
マーキュリーの靴 鮎川哲也
懸賞 夏樹静子
殺しのデイト 生島治郎
雪おんな 阿刀田高
俳優祭 戸坂康二
真っ赤な誕生祝い 日下圭介
胡桃の夏 小林久三
草原特急の女 伴野朗
そして冷たい北風が 海渡英祐
好色の背景 梶龍雄




推理小説代表作選集 推理小説年鑑
1982年版

とっておきの殺人 ミステリー傑作選17
謎3……恩田陸選 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎003

色慾の迷彩 梶龍雄
青ひげ荘の殺人 栗本薫
夜の印画 三好徹
明智光秀の密書 井沢元彦
死者の電話 佐野洋 謎3
マッチ箱の人生 阿刀田高 謎3
純情な蠍 天童真 謎3
死者の嘘 夏樹静子
屎尿カー・ブルース 胡桃沢耕史
シェイクスピアの誘拐 笹沢左保
甘い脅迫状 伴野朗
ゆうづる5号殺人事件 西村京太郎
偽りの構図 結城昌治
誰かが裁く 西村望
帰り花 長井彬 謎3
木に登る犬 日下圭介
一匹や二匹 仁木悦子 謎3




推理小説代表作選集 推理小説年鑑
1983年版

花には水、死者には愛 ミステリー傑作選18
謎4……京極夏彦選 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎004

マジック・ボックス 都筑道夫 謎4
年一回の訪問者 夏樹静子
少年の証言 伴野朗
冥い道 阿刀田高
黒髪 連城三紀彦 謎4
殺された幽霊 栗本薫
武者人形 山村正夫
主犯立たねば従犯立たず 胡桃沢耕史
遠見二人山行 長井彬
塔の女 鮎川哲也
海猫碑 日下圭介
罠の中の七面鳥 岡嶋二人
折れた鉛筆 佐野洋
アパッシュの女 梶竜雄
上役を静かにさせる法 辻真先
別荘の犬 山田正紀 謎4
自首調書 石沢英太郎




推理小説代表作選集 推理小説年鑑
1984年版

殺人者へのレクイエム ミステリー傑作選19
謎5……伊坂幸太郎選 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎005

嫉妬深い犬 佐野洋
深夜の残照 黒岩重吾
飯鉢山山腹 泡坂妻夫 謎5
こんなに寒い夜 菊村到
木戸御免 戸板康二
ルノアールの男 内田康夫
残酷な写真 小林久三
夢埋葬 日下圭介
鉛の告発 中津文彦
毛皮コートの死体 梶竜夫
年賀状の女 伴野朗
たけくらべ殺人事件 近藤富枝
おおぞら3号殺人事件 西村京太郎
秋色軽井沢 鮎川哲也
バラの耳飾り 結城昌治
パスポートの秘密 夏樹静子 謎5
ありふれた誘拐 阿刀田高
親愛なるエス君へ 連城三紀彦




推理小説代表作選集 推理小説年鑑
1985年版

死者たちは眠らない ミステリー傑作選20
謎6……今野敏選 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎006

初代団十郎暗殺事件 南原幹雄
秘められた心中 夏樹静子
死への旅「奥羽本線」 西村京太郎
真夜中の殺意 大谷羊太郎
キッシング・カズン 陳舜臣 謎6
海猫岬 山村正夫 謎6
記録された殺人 岡嶋二人
領置調書 石沢英太郎
間違い電話 日下圭介
紫陽花夫人 小泉喜美子
宵待草殺人事件 近藤富枝
鳴神 泡坂妻夫 謎6
証言 麗羅
ガラスの柩 皆川博子
唯一の証言 連城三紀彦
防衛創 佐野洋




推理小説代表作選集 推理小説年鑑
1986年版

殺人はお好き? ミステリー傑作選21
謎7……桜庭一樹選 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎007

逃げる男 逢坂剛
完全犯罪の鏡像 森村誠一
さよならの意味 佐野洋
隠岐ノ島死情 中津文彦
鳥を見た人 赤江瀑 謎7
材木座の殺人 鮎川哲也
冬の死 小杉健治
贅沢な凶器 馬場信治
戦鑑「三笠」設計図 海渡英祐
伊集院大介の失敗 栗本薫 謎7
宅配便の女 夏樹静子 謎7
洋服箪笥の奥の暗闇 小泉喜美子 謎7
写し絵 連城三紀彦
くれまどう 泡坂妻夫
透明な糸 日下圭介
三島の小宿 多岐川恭
青に染った死体 西村京太郎




推理小説代表作選集 推理小説年鑑
1987年版

二転・三転・大逆転 ミステリー傑作選22
謎8……辻村深月選 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎008

いの一番大吉 都筑道夫
遠眼鏡の中の女 中津文彦
稚い証人 夏樹静子
禁煙の日 佐野洋
折から凍る二月の 仁木悦子
狐の香典 泡坂妻夫
仰角の写真 日下圭介 謎8
化石の街 島田荘司 文庫未収録?
赤い証言 小杉健治
大垣行345Mの殺意 西村京太郎
スウィッチ・ブレード 大沢在昌
クリヴィツキー症候群 逢坂剛
おもいで・ララバイ 皆川博子
刑事課長の災難 三好徹
狼女は眠れない 山崎洋子




推理小説代表作選集 推理小説年鑑
1988年版

23結……あざやかな結末 ミステリー傑作選23
24頭……頭脳明晰、特技殺人 ミステリー傑作選24
25誰……誰がための殺人 ミステリー傑作選25
謎9……綾辻行人選 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎009

聖い夜の中で 仁木悦子 25誰
しあわせ競争 石井竜生・井原まなみ 23結
死の代役演技 大谷羊太郎 23結
河豚の記憶 黒川博行 24頭
列車プラス・ワンの殺人 西村京太郎 24頭
ころす・の・よ 日下圭介 23結
競馬必勝法の殺人 三好徹 23結
雨に佇つ人 夏樹静子 23結
杜若の札 海渡英祐 23結 謎9
ピッケルと幽霊 長井彬 24頭
死者の証明 深谷忠記 25誰
未亡人は二度生まれる 小池真理子 23結
曼珠沙華の夜 山崎洋子 23結
一瞬の通過 佐野洋 23結
歌麿カタログ 高橋克彦 23結
我らが隣人の犯罪 宮部みゆき 24頭 謎9




推理小説代表作選集 推理小説年鑑
1989年版

24頭……頭脳明晰、特技殺人 ミステリー傑作選24
25誰……誰がための殺人 ミステリー傑作選25

見えない復讐 三好徹 25誰
死者たちの完全アリバイ 大谷羊太郎 25誰
三分のドラマ 夏樹静子 25誰
しかし、ふたたび…… 佐野洋 25誰
妻の女友達 小池真理子 25誰
十年 小杉健治 24頭
異人館の花嫁 多島斗志之 24頭
しあわせのわけまえ 浅川純 24頭
くせ 中津文彦 24頭
二四〇号室の男 原尞 24頭
雨女 泡坂妻夫 24頭
ヘビースモーカーは早死する 井沢元彦 25誰
裏返しの殺人 海渡英祐 25誰
蜜と毒 日下圭介 25誰
三階の魔女 山崎洋子 25誰
「正史」は知らない 井口泰子 25誰
盗作の裏側 高橋克彦 25誰




推理小説代表作選集 推理小説年鑑
1990年版

26明……明日からは、殺人者 ミステリー傑作選26
27安……真犯人は安眠中 ミステリー傑作選27
謎1……東野圭吾選 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎001

茶色い部屋の謎 清水義範 26明
北斎の罪 高橋克彦 27安 謎1
サボテンの花 宮部みゆき 26明 謎1
人形と暮らす女 山崎洋子 27安
泣かない女 小池真理子 26明
手話法廷 小杉健治 26明 謎1
好きなように 佐野洋 26明
ある騎士の物語 島田荘司 27安
玄界灘の殺人 中津文彦 27安
留守番電話をかける女 吉村達也 27安
ぼくを見つけて 連城三紀彦 26明 謎1
流れ藻 日下圭介 26明
西郷星 都筑道夫 26明
愉快犯 伴野朗 27安




推理小説代表作選集 推理小説年鑑
1991年版

26明……明日からは、殺人者 ミステリー傑作選26
27安……真犯人は安眠中 ミステリー傑作選27
28静……完全犯罪はお静かに ミステリー傑作選28
謎2……宮部みゆき選 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎002

福祉裁判 小杉健治 28静
歩道橋の男 原尞 27安 謎2
化蝶記 皆川博子 26明
ヴェニスを見て死ね ジェイスン・ウッド(木村仁良) 27安
老後の楽しみ 小治真理子 28静
夜のない窓 連城三紀彦 28静
待合室で拾った殺人 日下圭介 28静
酷い天罰 夏樹静子 27安 謎2
天使の耳 東野圭吾 26明
会社のおもいやり 浅川純 26明
私が犯人だ 山口雅也 28静
傘がない 本岡類 28静
書かれなかった手紙 井上夢人 28静
こわい伝言 佐野洋 28静
「怪奇クラブの殺人」 服部まゆみ 27安
白い雨の凶器 小林久三 28静
悩める女たち 斎藤澪 27安
とり残されて 宮部みゆき 28静
泡 乃南アサ 28静




推理小説代表作選集 推理小説年鑑
1992年版

29意……あの人の殺意 ミステリー傑作選29
30記……もうすぐ犯行記念日 ミステリー傑作選30
謎3……恩田陸選 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎003

ひと言の罰 夏樹静子 29意
専務、おはようございます 吉村達也 30記
細長い窓 阿刀田高 30記
結婚式の客 小池真理子 29意
最後の花束 乃南アサ 29意
六月は名ばかりの月 宮部みゆき 30記
緋の川 小杉健治 29意
いい人なのに 佐野洋 29意
アメリカ・アイス 馬場信浩 29意 謎3
ゼロの男 日下圭介 29意
見知らぬ自殺者 清水義範 30記
早池峰山の異人 長尾誠夫 29意
鏡の中で 東野圭吾 30記
奇縁 高橋克彦 29意 謎3
アルコホリック・ホテル 高村薫 29意




推理小説代表作選集 推理小説年鑑
1993年版

30記……もうすぐ犯行記念日 ミステリー傑作選30
31導……死導者がいっぱい ミステリー傑作選31
謎4……京極夏彦選 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎004

熱い闇 山崎洋子 30記 謎4
密室の職権 佐野洋 31導
他人の背広 乃南アサ 31導
ジローのいた日々 本岡類 30記
優しい水 若竹七海 30記
ノックを待ちながら 井上夢人 30記
陰の歌麿 高橋克彦 31導
八年目の毒 日下圭介 31導
ステーション・パーラー 高村薫 31導
家路 連城三紀彦 30記
姥捨ての街 小池真理子 31導
人喰い鮫 伴野朗 31導
いつもの儀式 御坂真之 30記
重ねて二つ 法月綸太郎 31導 謎4
帰らざる旅 青山暝 31導
黒髪の焦点 夏樹静子 31導




推理小説代表作選集 推理小説年鑑
1994年版

32前……殺人前線北上中 ミステリー傑作選32
現……犯行現場にもう一度
謎5……伊坂幸太郎選 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎005

ジョーカーの当惑 大沢在昌 32前
サンタクロースのせいにしよう 若竹七海 32前
ル・ジタン 斎藤純 32前
相撲好きの女 佐野洋 32前
地を這う虫 高村薫 現
藤田先生と人間消失 村瀬継弥 32前
夜の二乗 連城三紀彦 現 謎5
獣の家 小池真理子 現
めんどうみてあげるね 鈴木輝一郎 32前 謎5
私に向かない職業 真保裕一 32前 謎5
盗まれて 今邑彩 32前 謎5
尽くす女 夏樹静子 現
のっぽのドロレス 宮部みゆき 32前
蒐集の鬼 山口雅也 32前
疑いの車中 日下圭介 現




推理小説代表作選集 推理小説年鑑
1995年版

現……犯行現場にもう一度
34博……殺人博物館へようこそ ミステリー傑作選34
謎6……今野敏選 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎006

移動指紋 佐野洋 34博 謎6
水難の夜 歌野晶午 現
闇の奥 逢坂剛 34博 謎6
手紙嫌い 若竹七海 34博 謎6
ガラスの麒麟 加納朋子 現
独りにしないで 桐野夏生 34博
舞い込んだ天使 黒崎緑 34博
知らすべからず 香納諒一 34博
傷の記憶 高橋克彦 34博
静かな男 泡坂妻夫 34博
私に似た人 今邑彩 34博
不法在留 中嶋博行 現
崩れる 貫井徳郎 現
懐中電灯 法月綸太郎 34博
生きた証拠 藤田宜永 現
夜の顔 巽昌章 34博




推理小説代表作選集 推理小説年鑑
1996年版

35逆……どたん場で大逆転 ミステリー傑作選35
36や……殺ったのは誰だ?! ミステリー傑作選36
謎7……桜庭一樹選 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎007

人質カノン 宮部みゆき 35逆 謎7
目撃者が描いた 佐野洋 35逆
蝶々がはばたく 有栖川有栖 35逆
措置入院 中嶋博行 35逆
選ばれた人 藤田宜永 36や
カウント・プラン 黒川博行 36や
がんがらがん 大沢在昌 35逆
燃えつきた残像 法月綸太郎(文庫版では「カット・アウト」と改題されている) 35逆
ダチ 志水辰夫 36や
吾子の肖像 今邑彩 35逆
サーカスの怪人 二階堂黎人 36や
花の下にて春死なむ 北森鴻 35逆
銀の塩 藤原伊織 36や
わが生涯最大の事件 折原一 35逆



1997年版
推理小説年鑑 推理小説代表作選集

36や……殺ったのは誰だ?! ミステリー傑作選36
37哀……殺人哀モード ミステリー傑作選37
謎8……辻村深月選 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎008

子を思う闇 貫井徳郎 36や
経理課心中 山田正紀 37哀
プラットホームのカオス 歌野晶午 37哀
マリーゴールド 永井するみ 37哀
猟奇小説家 我孫子武丸 37哀 謎8
音の密室 今邑彩 37哀 謎8
彼なりの美学 小池真理子 37哀
刑事部屋の容疑者たち 今野敏 36や
鑑定証拠 中嶋博行 37哀
わざわざの鎖 佐野洋 37哀
背信の交点(シザーズクロッシング) 法月綸太郎 37哀 謎8
右手に秋風 渡辺容子 36や
裁かれる女 連城三紀彦 36や 謎8
死ぬ時は意地悪 西沢保彦 36や
家族写真 北森鴻 37哀




推理小説年鑑 ザ・ベストミステリーズ
1998

38者……殺人者 ミステリー傑作選38
39証……完全犯罪証明書 ミステリー傑作選39
謎9……綾辻行人選 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎009

去年の福袋 渡辺容子 38者
雷雨の夜 逢坂剛 39証
骨まで愛した 小杉健治 38者
ドア?ドア 歌野晶午 39証 謎9
過去が届く午後 唯川恵 39証 謎9
仮説の行方 夏樹静子 38者
バッド テイスト トレイン 北森鴻 39証
命日の恋 藤田宜永 38者
殺されたい女 野沢尚 38者
爆ぜる 東野圭吾 38者 謎9
裏窓のアリス 加納朋子 39証 謎9
朝霧 北村薫 39証
切りとられた笑顔 柴田よしき 39証
殺意が見える女 新津きよみ
道連れ 南島砂江子 38者




推理小説年鑑 ザ・ベストミステリーズ
1999

39証……完全犯罪証明書 ミステリー傑作選39
40+……密室+アリバイ=真犯人 ミステリー傑作選40
41買……殺人買います ミステリー傑作選41

眠れない夜のために 折原一 40+
嘘つきの足 佐野洋 41買
裏切りの遁走曲 鈴木輝一郎 41買
永遠縹渺 黒川博行 40+
過ぎし日の恋 逢坂剛 41買
氷砂糖 冨士本由紀 41買
獣の記憶 小林泰三 40+
隠蔽屋 香住泰 41買
使用中 法月綸太郎 41買
七通の手紙 浅黄斑 39証
遠い窓 今邑彩 40+
部下 今野敏 40+
凶笑面 北森鴻 41買
時効を待つ女 新津きよみ 40+
独占インタビュー 野沢尚40+
石塔の屋根飾り 森博嗣 40+
お嬢様出帆 若竹七海 40+
烏勧請 歌野晶午 41買
生還者 円谷夏樹(大倉崇裕) 39証
素人カースケの世紀の対決 二階堂黎人 41買




推理小説年鑑 ザ・ベストミステリーズ
2000

42罰……罪深き者に罰を ミステリー傑作選42
43嘘……嘘つきは殺人のはじまり ミステリー傑作選43

蒲団 吉村達也 42罰
雪のマズルカ 芦原すなお 43嘘
暗室 真保裕一 42罰
灯油の尽きるとき 篠田節子 43嘘
欠けた記憶 高橋克彦 43嘘
不帰屋 北森鴻 43嘘
動機 横山秀夫 42罰
替玉 北川歩実 43嘘
往復書簡 恩田陸 42罰
畳算 福井晴敏 43嘘
真夏の誘拐者 折原一 43嘘
女探偵の夏休み 若竹七海 42罰
先生の裏わざ 佐野洋 43嘘
公僕の鎖 新野剛志 42罰
審判は終わっていない 姉小路祐 43嘘
おじいさんの内緒 奥宮和典 42罰
茶の葉とブロッコリー 北上秋彦 43嘘
海馬にて 浅黄斑 42罰
返す女 新津きよみ 42罰




推理小説年鑑 ザ・ベストミステリーズ
2001

44終……終日犯罪 ミステリー傑作選44
45作……殺人作法 ミステリー傑作選45

上陸 五味瑛 44終
五年目の夜 福井晴敏 45作
百魔術 泡坂妻夫 44終
時雨鬼 宮部みゆき 44終
卒業写真 真保裕一 45作
邪宗仏 北森鴻 44終
バベル島 若竹七海 44終
死神 馳星周 44終
中国蝸牛の謎 法月綸太郎 45作
オホーツク心中 辻真先 45作
赤い名刺 横山秀夫 45作
風の誘い 北川歩実 45作
バイバー 金城一紀 文庫未収録?
事故係生稲昇太の多感 首藤瓜於 44終
ミンミン・パラダイス 三枝洋 45作
不良の樹 香納諒一 45作
奈落闇恋乃道行 翔田寛 44終
サージャリ・マシン 草上仁 44終
錠前屋 高野史緒 45作
端午のとうふ 黄表紙掛取り帖 山本一力 45作




推理小説年鑑 ザ・ベストミステリーズ
2002

46零……零時の犯罪予報 ミステリー傑作選46
ミュ……トリック・ミュージアム ミステリー傑作選

都市伝説パズル 法月綸太郎 46零
十八の夏 光原百合 ミュ
桜の森の七分咲きの下 倉知淳 46零
十八面の骰子 森福都 ミュ
エンドコール メッセージ 山之内正文 ミュ
六時間後に君は死ぬ 高野和明 46零
リトル・マーメード 篠田節子 ミュ
沈黙のアリバイ 横山秀夫 ミュ
地底に咲く花 五條瑛 46零
銀行狐 池井戸潤 46零
根付け供養 北森鴻 46零
物証 首藤瓜於 ミュ
九五年の衝動 古処誠二 ミュ
殺しても死なない 若竹七海 46零
みちしるべ 薄井ゆうじ 46零
探偵物語 姫野カオルコ 46零
神の言葉 乙一 ミュ
僕はモモイロインコ 北川歩実 ミュ
ザプルーダの向かい側 片岡義男 ミュ
弔いはおれがする 逢坂剛 46零




推理小説年鑑 ザ・ベストミステリーズ
2003

教……殺人の教室 ミステリー傑作選
格……殺人格差 ミステリー傑作選

虚栄の市 北村薫 格
バルーン・タウンの手毬唄 松尾由美 教
WISH―「MOMENT」より 本多孝好 格
第三の時効 横山秀夫 格
いてもたっても 奥田英朗 教
キミドリの神様 石田衣良 格
鏡の家のアリス 加納朋子 教
緋友禅 北森鴻 教
犬も歩けば 笹本稜平 教
密室の中のジョゼフィーヌ 柄刀一 格
縊心伝心 法月綸太郎 教
荒墟 朝松健 格
見えない悪意 緑川聖司 教
犬 Dog 乙一 教
なけなし三昧 宮部みゆき 教
ピコーン! 舞城王太郎 格
チルドレン 伊坂幸太郎 教
鬼女の夢 高橋克彦 格
別れの唄 翔田寛 格
首吊少女亭 北原尚彦 格




推理小説年鑑 ザ・ベストミステリーズ
2004

交……孤独な交響曲(シンフォニー) ミステリー傑作選
部……犯人たちの部屋 ミステリー傑作選

死神の精度 伊坂幸太郎 交
死者恋 朱川湊人 部
胡鬼板心中 小川勝己 交
Y駅発深夜バス 青木知己 部
とむらい鉄道 小貫風樹 交
思い出した… 畠中恵 交
盗まれた手紙 法月綸太郎 部
欠けた古茶碗 逢坂剛 交
蕩尽に関する一考察 有栖川有栖 部
ヒーラー 篠田節子 交
転居先不明 歌野晶午 交
絵の中で溺れた男 柄刀一 部
ラストドロー 石田衣良 部
偶然 折原一 交
神国崩壊 獅子宮俊彦 部
瑠璃の契り 北森鴻 部
妹のいた部屋 井上夢人(文庫版では「招霊(おがたま)」と改題されている) 部
時うどん 田中啓文 交
第四の殺意 横山秀 交
走る目覚まし時計の問題 松尾由美 部




推理小説年鑑 ザ・ベストミステリーズ
2005

罪……仕掛けられた罪 ミステリー傑作選
鍵……隠された鍵 ミステリー傑作選

伝説の星 石田衣良 鍵
マイ・スウィート・ファニー・ヘル 戸梶圭太 罪
黄昏時に鬼たちは 山口雅也 罪
死神と藤田 伊坂幸太郎 罪
貧者の軍隊 石持浅海 罪
犬の写真 池永陽 鍵
東山殿御庭 朝松健 罪
二つの鍵 三雲岳斗 罪
ゼウスの息子たち 法月綸太郎 鍵
子は鎹 田中啓文 罪
愛書家倶楽部 北原尚彦 鍵
ディープ・キス 草上仁 罪
プロセルピナ 飛鳥部勝則 鍵
DECO-CHIN 中島らも 鍵
光る棺の中の白骨 柄刀一 鍵
虚空楽園 朱川湊人 鍵
お母さまのロシアのスープ 荻原浩 罪
大松鮨の奇妙な客 蒼井上鷹 鍵




推理小説年鑑 ザ・ベストミステリーズ
2006

セ……セブン ミステリーズ ミステリー傑作選
曲……曲げられた真相 ミステリー傑作選

独白するユニバーサル横メルカトル 平山夢明 曲
影屋の告白 明川哲也 セ
マザー、ロックンロール、ファーザー 古川日出男 曲
挑発する赤 田中啓文 セ
死神対老女 伊坂幸太郎 セ
鬼無里 北森鴻 セ
流れ星のつくり方 道尾秀介 曲
バスジャック 三崎亜記 セ
Rのつく月には気をつけよう 石持浅海 曲
白雨 連城三紀彦 曲
シャルロットだけはぼくのもの 米澤穂信 セ
壊れた少女を拾ったので 遠藤徹 セ
糸織草子 森谷明子 曲
克美さんがいる あせごのまん 曲




推理小説年鑑 ザ・ベストミステリーズ
2007

U……ULTIMATE MYSTERY 究極のミステリー、ここにあり ミステリー傑作選
M……MARVELOUS MYSTERY 至高のミステリー、ここにあり ミステリー傑作選

罪つくり 横山秀夫 M
ホームシックシアター 春口裕子 U
ラスト・セッション 蒼井上鷹 U
あなたに会いたくて 不知火京介 U
脂肪遊戯 桜庭一樹 M
標野にて 君が袖振る 大崎梢 M
未来へ踏み出す足 石持浅海 U
ラストマティーニ 北森鴻 M
エクステ効果 菅浩江 U
落下る 東野圭吾 U
早朝ねはん 門井慶喜 M
オムライス 薬丸岳 M
スペインの靴 三上洸 M
心あたりのある者は 米澤穂信 U
熊王ジャック 柳広司 U




推理小説年鑑 ザ・ベストミステリーズ
2008

P……Play 推理遊戯 ミステリー傑作選
D……Doubt きりのない疑惑 ミステリー傑作選

傍聞き 長岡弘樹 D
堂場警部補とこぼれたミルク 蒼井上鷹 D
退出ゲーム 初野晴 P
悪い手 逢坂剛 D
選挙トトカルチョ 佐野洋 D
薔薇の色 今野敏 P
初鰹 柴田哲孝 P
その日まで 新津きよみ D
ねずみと探偵ーあぽやんー 新野剛志 P
人事マン 沢村凛 P
点と円 西村健 D
辛い飴 永見緋太郎の事件簿 田中啓文 D
黒い履歴 薬丸岳 D
はだしの親父 黒田研二 P
ギリシャ羊の秘密 法月綸太郎 P




推理小説年鑑 ザ・ベストミステリーズ
2009

B……Bluff 騙し合いの夜 ミステリー傑作選
S……Spiral めくるめく謎 ミステリー傑作選

熱帯夜 曽根圭介 B
渋い夢 永見緋太郎の事件簿 田中啓文 S
しらみつぶしの時計 法月綸太郎 S
第四象限の密室 澤本等 S
□(ケモノ) 道尾秀介 S
パラドックス実践 門井慶喜 B
検問 伊坂幸太郎 B
駈込み訴え 石持浅海 S
前世の因縁 沢村凛 B
身代金の奪い方 柄刀一 S
モドル 乾ルカ S
見えない猫 黒崎緑 B
ハートレス 薬丸岳 S
音の正体 折原一 B
リターンズ 山田深夜 B
夜の自画像 連城三紀彦 B




推理小説年鑑 ザ・ベストミステリーズ
2010

L……Logic 真相への回廊 ミステリー傑作選
境……BORDER 善と悪の境界 ミステリー傑作選

随監 安東能明 境
ミスファイア 伊岡瞬 L
ドロッピング・ゲーム 石持浅海 境
レッド・シグナル 遠藤武文 L
星風よ、淀みに吹け 小川一水 L
ノビ師 黒崎視音 L
生き証人 末浦広海 L
老友 曽根圭介 境
この雨が上がる頃 大門剛明 L
眼の池 鳥飼否宇 境
波形の声 長岡弘樹 境
師匠 永瀬隼介 境
九のつく歳 西澤保彦 L
夏の光 道尾秀介 境
休日 薬丸岳 L
雨が降る頃 結城充考 境
未来の花 横山秀夫 L




推理小説年鑑 ザ・ベストミステリーズ
2011

G……Guilty 殺意の連鎖 ミステリー傑作選
真……Shadow 闇に潜む真実 ミステリー傑作選

人間の尊厳と八〇〇メートル 深水黎一郎 真
原始人ランナウェイ 相沢沙呼 真
殷帝之宝剣 秋梨惟喬 真
アポロンのナイフ 有栖川有栖 G
義憤 曽根圭介 真
芹葉大学の夢と殺人 辻村深月 G
本部から来た男 塔山郁 真
天の狗 鳥飼否宇 G
死ぬのは誰か 早見江堂 G
棺桶 平山瑞穂 G
橘の寺 道尾秀介 真
満願 米澤穂信 G




推理小説年鑑 ザ・ベストミステリーズ
2012

J……Junction 運命の分岐点 ミステリー傑作選
Q……Question 謎解きの最高峰 ミステリー傑作選

望郷、海の星 湊かなえ J
三階に止まる 石持浅海 Q
ダークルーム 近藤史恵 Q
超越数トッカータ 杉井光 J
言うな地蔵 大門剛明 Q
新陰流“月影” 高井忍 Q
原罪SHOW 長江俊和 Q
オンブタイ 長岡弘樹 J
現場の見取り図 大□見警部の事件簿 深水黎一郎 Q
足塚不二雄『UTOPIA最後の世界大戦』(鶴書房) 三上延 Q
この手500万 両角長彦 J
死人宿 米澤穂信 J
残響ばよえ~ん 詠坂雄二 J




推理小説年鑑 ザ・ベストミステリーズ
2013

父の葬式 天祢涼
本と謎の日々 有栖川有栖
機巧のイヴ 乾緑郎
青い絹の人形 岸田るり子
ゆるやかな自殺 貴志祐介
妄執 曽根圭介
宗像くんと万年筆事件 中田永一
悲しみの子 七河迦南
探偵・竹花と命の電話 藤田宜永
青葉の盤 宮内悠介
心を掬う 柚月裕子
暗い越流 若竹七海




推理小説年鑑 ザ・ベストミステリーズ
2014

彗星さんたち 伊坂幸太郎
暁光 今野敏
墓石の呼ぶ声 翔田寛
恋文 西澤保彦
春の十字架 東川篤哉
コーチ人事 本城雅人
言えない言葉 本多孝好
五度目の春のヒヨコ 水生大海
人魚姫の泡沫 森晶麿
不惑 薬丸岳




推理小説年鑑 ザ・ベストミステリーズ
2015

許されようとは思いません 芦沢央
散る花、咲く花 歌野晶午
座敷童と兎と亀と 加納朋子
死は朝、羽ばたく 下村敦史
自作自演のミルフィーユ 白河三兎
雨上がりに傘を差すように 瀬那和章
カレーの女神様 葉真中顕
ゆるキャラはなぜ殺される 東川篤哉
十年目のバレンタインデー 東野圭吾
ドールズ密室ハウス 堀燐太郎
不可触 両角長彦
ゴブリンシャークの目 若竹七海

ミステリーのトリックとか、技法とか

 ミステリーのトリックや書き方についての出典などなど。


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トリック全般

「類別トリック集成」江戸川乱歩(『続・幻影城』所収)
 【評論】
 【分類:トリック全般】821例を蒐集。
 【ネタバレ度:中】
 昭和28年、「宝石」誌上で発表。
 記述は簡潔で玄人向き。
 光文社文庫版には、原題による出典一覧が附属している。

『探偵小説の「謎」』江戸川乱歩
 【エッセイ】
 【ネタバレ度:高】
 乱歩の随筆からトリックに関するものをまとめたもの。「類別」と比べると記述が詳細。密室の機械トリックによる施錠は図入りで理解しやすい。

「トリック分類表」中島河太郎山村正夫(「推理小説研究」第七号所収 1969)
 【分類:トリック全般】約150例。
 【ネタバレ度:高】
 松本清張の要請により「類別」を追補する目的で作製された。
 収集されたトリックの出典は、国内作家の作品が多い。

『ミステリ百科事典』間羊太郎
 【エッセイ】
 【ネタバレ度:中】
 テーマ別にミステリーのトリックを中心とした薀蓄がまとめられている。
 旧版である社会思想社の現代教養文庫版では新保博久による補訂が加えられている。
 文春文庫版では、教養文庫版で漏れた項目も収録され、完全版となっている。

『トリック交響曲泡坂妻夫 時事通信社 1981
 【エッセイ】
 【分類:トリック全般】
 【ネタバレ度:中】
 《Ⅵ トリックの交響曲(シンフォニー)》では、ミステリーと奇術のトリックを融合して、《未知の現象》《事実の誤認》《知覚の限界》といった原理別に分類。

『ミステリイ・カクテル』渡辺剣次 講談社 1975
 【ガイドブック】
 【ネタバレ度:中】
 「類別」の分類に準じミステリーのトリックを解説。目新しさはないが、作例の更新という価値がある。

『人間・松本清張福岡隆
 【評伝】
 【分類:トリック全般】
 【ネタバレ度:高】
 《第十七話 トリックの分類表》は「類別」との重複が多いものの、それ以後のトリックもいくつか収集されている。

「探偵小説講座」横溝正史(『トランプ台上の首』所収)
 【エッセイ】

『夢探偵 SF&ミステリー百科』石川喬司
 【ガイドブック】
 所々にトリックへの言及もある。

『新 海外ミステリ・ガイド』仁賀克雄
 【ガイドブック】定番。
 【ネタバレ度:中】
 《第4章 ミステリのトリック》は概括的なトリックの解説。

本格ミステリの王国』有栖川有栖
 【エッセイ】
 《トリックの創り方 第十一講 トリック・ア・ラ・カルト》では、「類別」で《其他の各種トリック》とまとめられた部分の新たな仕分けを提案。
 《名探偵にとって迷惑な犯人像ベスト9》も興味深い。
  9位 なかなか殺さない犯人
  8位 犯行を予告する犯人
  7位 やたら殺す犯人
  6位 探偵を襲う犯人
  5位 専門知識を駆使する犯人
  4位 間違い殺人をする犯人
  3位 手掛かりを残さない犯人
  2位 偽の手掛かりを残す犯人
  1位 華のない犯人

『ミステリー 殺しのテクニック』殺人トリック研究会/編著 三一書房 1993
 【分類:トリック全般】乱歩の分類に準じて解説。
 【ネタバレ度:中】

『探偵小説美味礼賛1996』佳多山大地・鷹城宏
『ミステリ評論革命』同
『謎解き名作ミステリ講座』佳多山大地
新本格ミステリの話をしよう』同
 【評論】
 【ネタバレ度:低~高】
 佳多山氏の書評はネタバレが多い。←非難しているわけではありません。

藤原宰太郎のトリック・クイズ本
 【ネタバレ度:高】
 一般向けの本でありながらネタバレが激しい。
 『交通ミステリー博物館 おもしろ推理パズルpart2』『おもしろ推理パズルpart5 密室トリック大全集』(光文社)など。


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密室

『三つの棺』ジョン・ディクスン・カー
 【長編】
 【講義:密室】
 【ネタバレ度:中】
 フェル博士による、ミステリー史上でもっとも有名な密室講義。
 《まちがいなく密閉された密室があり、その中で犯罪が行われたが、殺人犯はそこから脱出しなかった。なぜなら、実際には殺人犯がその部屋の中にいなかったからである》という場合、及び《ドアの鍵が内側から閉じられていると見せかける仕掛け》とに分別。
 前者については、
 一、偶然によって密室となった。
 二、自殺や事故死に追いこむ。
 三、機械的な仕掛けによる殺人。
 四、殺人に見せかけた自殺。
 五、一人二役によるアリバイ。
 六、遠隔殺人。
 七、早業殺人。

『帽子から飛び出した死』クレイトン・ロースン
 【長編】
 【講義:密室】
 【ネタバレ度:中】
 上記『三つの棺』の分類に新たな項目を追加。
 犯人は犯行後もそのまま室内にとどまり、誰かが扉を開いたら、犯人は扉と壁の間に隠れ、周囲の注意が死体に向いている隙に、室外に脱出するという方法。

『悪霊の館』二階堂黎人
 【長編】
 【講義:密室】
 【ネタバレ度:中】
 《二階堂蘭子》シリーズ。
 一、鍵の施錠に関する方法等で密室を構成するもの。
  ○被害者自身が施錠
  ○偶然に施錠
  ○二つの鍵のすり替え
  ○密室ではないのに密室と錯誤させ、室内に入った後で施錠する
  ○機械トリックによる施錠
  ○複数の錠前の組み合わせで、完璧な密室に見せかけるもの
 二、殺人手段に関する方法等で密室を構成するもの。
  ○他殺を装う自殺
  ○事故死
  ○被害者自らの手で死に至らしめるもの
  ○遠隔殺人
  ○機械的な殺人装置
  ○動物などによる殺人
  ○密室内からの凶器の消失
 三、犯人及び被害者の部屋の出入りで密室を構成するもの。
  ○犯人は室内に隠れており、密室が破られた後、脱出する
  ○実際よりも前に犯行があったと思わせる
  ○実際よりも後で犯行があったと思わせる
  ○逆密室
  ○意外な出入経路
  ○死体を投げ込む

「密室犯罪学教程 理論編」天城一(『密室犯罪学教程』所収 2004)
 【評論】
 【分類:密室】
 【ネタバレ度:高】
 作品名まで明かしているのがポイント。
 昭和30年代に「宝石」で発表された「密室作法」もおまけで載っている。

『8の殺人』我孫子武丸
 【長編】
 【講義:密室】
 【ネタバレ度:中】
 《準密室》も含むのが特徴。
 《完全に密閉されてはいないが、目撃者の証言、雪の上の足跡などといったものから考えて、誰も出入りしたはずはないと結論される――そういったものを『準密室』と呼ぶ》
 準密室の分類。
 (1)証人が嘘をついている場合。
 (2)証人が見ていない間に犯人が通った場合。
 (3)犯人が事件の起こるずっと前に部屋に侵入していた場合。
  (a)犯行後、見つからずに脱出。
  (b)犯行時刻を実際よりも後に錯誤させる。
 (4)監視の目に触れない位置から、被害者を殺害し、逃走した場合。←『視線の密室』特有の場合。
 密室殺人一般の分類。
 第一、犯人は確かに中に入って被害者を殺し、出た。
 第二、他殺のように見えるがそうではない。
 第三、犯人は確かに部屋に入って殺したが、部屋を出なかった。
 第四、犯人は中に入らずに、殺した。
  (a)遠隔殺人。
  (b)被害者が外にいた。

『ローウェル城の密室』小森健太朗
 【長編】
 【講義:密室】
 【ネタバレ度:中】
 兇器の移動に注目したところが特徴。
 (A)完全な密室……人も兇器も密室の境界を渡っていない。
 (B)不完全な密室……人あるいは兇器が密室の境界を渡っている。
  (a)犯人以外のもの、つまり動物を含めた兇器が通りえた場合。
  (b)犯人が通りえた場合。
 (C)錯覚によって密室と思われたが、実は密室ではなかった。
  (a)時間的錯覚を利用したもの。
  (b)空間的錯覚を利用したもの。

『美の悲劇』木々高太郎
 【長編】未完。
 【講義:密室】

『13人目の探偵士』山口雅也
 【長編】
 【講義:密室】
 【ネタバレ度:中】
 ヘンリー・ブル博士による講義。
 (A)〈犯行時、犯人が室内にいた場合〉
 (B)〈犯行時、犯人が室内にいなかった場合〉
 (C)〈犯行時、被害者が室内にいなかった場合〉
 というオーソドックスな大分類と、〈被害者〉〈犯人〉〈部屋〉〈兇器〉という要素分けが特徴。

『ミステリアス学園』鯨統一郎
 【長編】
 【講義:密室】
 【ネタバレ度:中】
 薔薇小路亜矢花による講義。
 1・被害者が死んだ後に犯行現場が閉じられた場合。→鍵・施錠のトリック
 2・犯行現場が始終閉じられていた場合。→遠隔殺人
 3・閉じられていた犯行現場が、被害者が生きているうちに開かれた場合。→早業殺人
 4・犯行現場が始終開かれていた場合。→抜け道・雪密室

「密室(ひめむろ)の如き籠るもの」三津田信三(『密室の如き籠るもの』所収)
 【短編】
 乱歩による密室の三分類に四番目の項目を追加。
 (4)犯行時、室内に犯人だけがおり、被害者はいなかったもの。

“Locked room murders and other impossible crimes:Revised and expanded”ロバート・エイディー
 【評論】
 【ネタバレ度:高】
 2000例以上の密室・不可能犯罪を紹介。

『白い僧院の殺人』カーター・ディクスン
 【長編】
 【分類:密室】密室殺人を行う犯人の動機の分類。
 一、自殺に偽装するため。
 二、鍵を持っていた特定の人物を疑わせるため。
 三、犯罪の立証を妨げるため。

『翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件』麻耶雄嵩
 【長編】
 【分類:密室】《密室作製の動機》について。『白い僧院』の分類に項目を追加。
 ①自殺に偽装するため
 ②特定の人物を疑わせるため
 ③犯罪の立証を妨げるため
 ④偶然、密室が構成された
 ⑤犯人が虚栄心を満足させるため、必要もないのに密室を作った
 ⑥職業的義務感

掟上今日子の密室講義」西尾維新(『掟上今日子の挑戦状』所収)
 【短編】
 【講義:密室】
 【ネタバレ度:中】
 本書の講義も《密室作製の動機》の系列に連なる。

『密室殺人大百科(上) 魔を呼ぶ密室』二階堂黎人/編 原書房 2000
『密室殺人大百科(下) 時の結ぶ密室』同上
 【アンソロジー】【短編】【評論】密室について。
 「密室ミステリ概論」ロバート・エイディー(『(上)』所収)
 「死への密室」愛川晶【短編】【分類:密室】《根津愛》シリーズ。
 「時の結ぶ密室」柄刀一【短編】【分類:密室】
 「密室講義の系譜」小森健太朗【評論】(以上『(下)』所収)

「密室殺人」高木彬光(『随筆探偵小説』所収 鱒書房 1956)
 【エッセイ】
 【ネタバレ度:高】
 事件現場をイラストにして紹介。31例。

有栖川有栖の密室大図鑑』有栖川有栖・磯田和一 現代書林 1999
 【ガイドブック】
 【ネタバレ度:低】
 上記と同じ趣向。40例(文庫版41例)。

『密室入門』有栖川有栖・安井俊夫
 【対談】
 リアルな鍵の描写に役立つ。

『完全版 密室ミステリの迷宮』有栖川有栖監修
 【ガイドブック】
 【ネタバレ度:低】
 密室全般の案内。

『逃げろ! 世界脱獄・脱走物語』三國隆三
 【ガイドブック】
 【ネタバレ度:高】
 《インテルメッツォ 密室からの脱出【推理編】》はミステリーに描かれた密室からの脱出トリックを紹介。

『娯楽としての殺人――探偵小説・成長とその時代――』ハワード・ヘイクラフト 林峻一郎訳 国書刊行会 1992
 【評論】
 《密室(ロックド・ルーム)の謎は避けよ。今日でもそれを新鮮さや興味をもって使えるのは、ただ天才だけである。》

「密室論」佐藤俊(紀田順一郎)(『幻想と怪奇の時代』所収)
 【評論】
 《密室に夕暮が訪れた。カンヌキのかかった厚い扉をこじあけようとする者は、すでにいない…》


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足跡

『吸血の家』二階堂黎人
 【長編】
 【講義:足跡】
 【ネタバレ度:中】
 《二階堂蘭子》シリーズ。
 一、犯行現場への足跡の行きと帰りを紛らわすもの(主に、後退りをして足跡を残すことが多い)。
 二、足跡に細工をしてごまかすもの。
 三、足跡を残さないもの。
 四、被害者の移動が絡むもの。
 五、現場に隠れていて、事件発覚後に逃げ出すもの。
 六、時間的錯誤。
 七、殺人現場に、加害者が存在しないもの。
 八、遠隔殺人。現場に近づかず、遠くから殺人を犯すが、至近距離で殺人が行われたように見えるもの。
 九、自動殺人(主に機械的工作による)。


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アリバイ

『マジックミラー』有栖川有栖
 【長編】
 【講義:アリバイ】
 【ネタバレ度:中】
 《火村英生》シリーズ。
 ①証人に悪意がある場合(証人が嘘をついている)
 ②証人が錯覚をしている場合
  (a)時間(時計の細工など)
  (b)場所
  (c)人物(替え玉)
 ③犯行現場に錯誤がある場合(死体移動)
 ④証拠物件が偽造されている場合(写真トリックなど)
 ⑤犯行推定時間に錯誤がある場合
  (a)犯行を実際よりも早く偽装する場合
  (b)実際よりも遅く偽装する場合
 ⑥ルートに盲点がある場合
 ⑦遠隔殺人
  (a)機械的トリック
  (b)心理的トリック
 ⑧誘導自殺
 ⑨アリバイがない場合
 ※この分類は「オノコロ島ラプソディ」(『高原のフーダニット』所収)にも再登場していて、⑧は《被害者を何らかの方法で自殺に誘導する場合》、⑨は《「犯行があった時間に僕は遠くにいて、こんなものを目撃しました」と出鱈目を言うたら、それが的中してしまった、という場合》とされている。

「即席アリバイ・トリック調理法」鮎川哲也(「推理小説研究」第七号所収 1969)
 【エッセイ】

「アリバイ・トリックについて」(『本格ミステリーを楽しむ法 鮎川哲也推理エッセイ大全』所収 晶文社 1986)鮎川哲也
 【エッセイ】
 (イ) 犯行時刻を実際よりも早くみせる。
 (ロ) 犯行時刻を実際よりも遅くみせる。
 (ハ) 犯行時刻を実際にあったとおりに認識させる(犯行時刻に容疑者は犯行現場から遠く離れた場所にいた)。

『ミステリアス学園』鯨統一郎
 【長編】
 【講義:アリバイ】
 【ネタバレ度:中】
 薔薇小路亜矢花による講義。
 1・被害者の事象に細工、錯誤がある場合。
 2・加害者の事象に細工、錯誤がある場合。
 3・その他(主に殺害方法)の事象に細工、錯誤がある場合。

時刻表
 人によってはこれを眺めているとトリックが浮かび上がってくるらしい。
 作中に本物の時刻表を刷り込んだのは、鮎川の『ペトロフ事件』が嚆矢。


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毒殺

『緑のカプセルの謎』ジョン・ディクスン・カー
 【長編】
 【講義:毒殺】ただし、犯罪実話的性格が強い。
 【ネタバレ度:低】

『天狗の面』土屋隆夫
 【長編】
 【講義:毒殺】
 【ネタバレ度:中】
 (イ)心理的トリック
  毒を毒以外のものであると騙し、服用させる
  心中を持ちかけるが、犯人は死なない など
 (ロ)機械的トリック
  歯に毒薬を仕込む
  切手の裏に毒を塗る
  毒を遠くから容器に投げ入れる
  比重の違いを飲み物に利用
  氷に毒薬を込める など
 (ハ)誤断的トリック
  間違い殺人だと錯誤させる
  偶然、事故を装う など
 (ニ)その他のトリック
  誤解に基づいた毒の摂取、投与 など

「早分り毒殺チャート」新保博久(『推理百貨店 本館』所収 冬樹社 1989)
 【ガイドブック】「別館」もあり。
 【分類:毒殺】
 【ネタバレ度:高】
 チャートの縦軸に《毒殺投与の機会トリック》《同 媒介トリック》《同 方法トリック》、横軸に《毒薬の性質を利用》《被害者の心理・行動を利用》《有害物を無害に見せる》《その他の各種トリック》を設定。


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ダイイング・メッセージ

『13人目の探偵士』山口雅也
 【長編】
 【講義:ダイイング・メッセージ
 【ネタバレ度:中】
 ベヴァリー・ルイスによる講義。
 (a)メッセージの途中で被害者の体力が尽きて、中途半端な形になった場合。
 (b)被害者にとっては単純明快に事態を説明しているつもりでも、受け取る側の知識不足で、わからなくなる場合。
 (c)犯人がまだその場にいるので、犯人には悟られず、捜査側にはわかるような工夫を被害者がした場合。
 (d)被害者は完成させたつもりだったが、手違いや受け取る側の観察不足で未完成に見えた場合。

ラグナロク洞 《あかずの扉》研究会影郎沼へ』霧舎巧
 【長編】
 【講義:ダイイング・メッセージ
 【ネタバレ度:中】
 ダイイング・メッセージの《作成編》が含まれるのが貴重。
 鳴海雄一郎による講義。
 《作成編》
 1、口で言う。
 2、書き残す。
 3、物で示す。
 4、体で示す。
 《解読編》
 1、メッセージ通りの意味を示すもの。
 2、メッセージ通りの意味ではないもの。
  A、誤認。
  B、意図的な間違い。
  C、認識の不一致。
  D、不可抗力。
  E、第三者による細工。
 3、メッセージの意味がわからないもの。
  A、知識不足。
  B、作為。
  C、不可抗力。
 二本松翔によって加えられた項目。
 4、メッセージではないもの。

『ミステリアス学園』鯨統一郎
 【長編】
 【講義:ダイイング・メッセージ
 【ネタバレ度:中】
 小倉紀世治による講義。
 被害者の残したダイイング・メッセージがなぜ読みとれなかったのかのパターン化。
 1・ダイイング・メッセージを残したのに、被害者の意図がうまく伝わらない場合。
 2・ダイイング・メッセージ作成途中で被害者が息絶える場合。
 3・被害者の残したダイイング・メッセージに犯人が細工をした場合。
 4・ダイイング・メッセージが真実を伝えていない場合。

「水のそとの何か」倉知淳(『猫丸先輩の空論』所収)
 【短編】
 【講義:ダイイング・メッセージ
 【ネタバレ度:中】
 猫丸先輩による講義。
 ダイイングメッセージが読み取れない理由。
 ① 被害者が途中で力尽きた場合。
 ② 被害者と捜査する側に、知識のギャップがある場合。
 ③ 最初から難解な場合。
 ④ メッセージの一部、もしくは全体が改変されている場合。
 ⑤ 本当はダイイングメッセージでも何でもなかった場合。
 ⑥ メッセージの受け手があまりにも鈍くて意味が判らない場合。

『黄色い部屋はいかに改装されたか?』都筑道夫
 【評論】
 【ネタバレ度:中】
 《7 末期のメッセージ》
 ダイイング・メッセージの指し示すものがわからなくなる理由。
 ひとつ、途中で体力がつきて、中途半端なかたちになった場合。
 ふたつめ、被害者にとっては明白だが、受け手の知識不足でわからなくなる場合。
 みっつめ、犯人にはわからないが、捜査官にはわかるような工夫を被害者がしなければならなかったため。

エラリー・クイーン論』飯城勇三
 【評論】
 【ネタバレ度:高】
 《第六章 女王の伝言――クイーン作品のダイイング・メッセージについて考察する》

『Xの悲劇』エラリー・クイーン
 【長編】
 《彼は、死ぬ直前のほんのわずかな時間に、自分が残すことのできる唯一の手がかりを残したのです。このように――死の直前の比類のない神々しいような瞬間、人間の頭の飛躍には限界がなくなるのです》(鮎川信夫訳 創元推理文庫
 ドルリー・レーンのこのくだりは有名。


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顔のない死体

『首無の如き祟るもの』三津田信三
 【長編】
 【分類:顔のない死体】あまりミステリー的ではないが……。
 【ネタバレ度:低】


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消失

『凶鳥の如き忌むもの』三津田信三
 【長編】
 【分類:消失】主に密室からの人間の消失について。

『青銅ランプの呪』カーター・ディクスン
 【長編】
 ミステリーにおける最も魅力的な発端は《人間消失の謎》であるとした、カーとクイーンのエピソードが、巻頭の献辞に記されている。
 《この作品のなかで展開されているようなかたちでの“奇蹟”の謎が――“密室”でないことをあらかじめことわっておかねばならないとしても――推理小説におけるいわば指し始めの一手としては最も魅力的なものであるという点で、わたしたちの意見が一致しているからである。わたしはここで、ジェームズ・フィリモア氏とその傘のことを思い出してほしいとだけ、そっと記しておこうと思う》

フィリモア氏の謎
 ホームズの《語られざる事件》のひとつで、ジェームズ・フィリモア氏が警察の監視の中、傘を取りに屋敷に戻ったまま、二度と姿をあらわさなかったという事件。「ソア橋」で言及されている。
 後に、カーは「ハイゲイトの奇蹟事件」(『シャーロック・ホームズの功績』所収)で、クイーンは「ジェイムズ・フィリモア氏の失踪」で、この謎をあつかった。


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誘拐

『誘拐トリックス』あすな峡 三一書房
 【ガイドブック】
 【ネタバレ度:高】


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あやつり

 ある事件において実行犯とは別に、犯行を計画した黒幕的犯人が存在しており、しかも単なる教唆犯ではなく、実行犯が自らの意思で犯行を計画し、実行したと思い込むように誘導すること。法での裁きは難しい傾向がある。

「『攻殻機動隊』とエラリイ・クイーン」小森健太朗
 【評論】
 【分類:あやつり】
 【ネタバレ度:高】
 第一レベル、あやつる主体が意図したことを、その手足となる手下が実現している。
 第二レベル、〈源泉〉と実行者の間に認識のズレがある、いわば非対称な〈あやつり〉。
 第三レベル、実行者が、〈源泉〉の意図を超越して行為する。
 第四レベル、あやつる者とあやつられる者に逆転現象が生じている。
 第五レベル、あやつるのは不在の神ないし超越者、あるいは偶然と名づけられる空虚なる存在ないし無である。


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暗号

『暗号』長田順行 ダイヤモンド社 1971 決定版 社会思想社現代教養文庫 1985

『暗号と推理小説』長田順行 ダイヤモンド社 1979


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叙述トリック

叙述トリック試論」我孫子武丸(『小説たけまる増刊号』所収)
 【評論】
 【ネタバレ度:中】
 分冊された文庫版も出ているが「叙述トリック試論」は割愛されているので注意。

掟上今日子叙述トリック西尾維新(『掟上今日子の家計簿』所収)
 【短編】
 【講義:叙述トリック
 【ネタバレ度:中】
 掟上今日子による講義。
 ①場所の誤読
 ②時間の誤読
 ③生死の誤読
 ④男女の誤読
 ⑤人物の誤読
 ⑥年齢の誤読
 ⑦人間の誤読(人間と人間以外とを読み間違えさせる)
 ⑧人格の誤読(多重人格)
 ⑨語り部の誤読(語り部自身が勘違いしている場合)
 ⑩作中作の誤読
 ⑪在不在の誤読(その場にいるのにいないと思わせたり、その場にいないのにいると思わせたりする)
 ⑫外回りの誤読(本の表紙や裏表紙、カバーや帯を利用)
 ⑬人数の誤読(登場人物紹介表に載っていない犯人)
 ⑭その他の誤読

『探偵小説と叙述トリック ミネルヴァの梟は黄昏に飛びたつか?』笠井潔
 【評論】
 【ネタバレ度:高】

叙述トリックを成功させる方法」折原一
「手段としての叙述トリック――人物属性論」我孫子武丸
(『ミステリーの書き方』所収 日本推理作家協会/編著 幻冬舎 2010)
 【エッセイ】
 【ネタバレ度:中】


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ダブルミーニング

 ダブルミーニングとは言葉の多義性、または曖昧さを利用したミスディレクションの一種。たとえば「モモ」という言葉を果物の「桃」と思い込んでいたら、実はネパール料理の餃子である「モモ」のことであり、その結果、謎・矛盾・錯誤が生じているような場合。

「複雑な殺人芸術 The Complex Art of Murder」法月綸太郎(『法月綸太郎ミステリー塾 海外編 複雑な殺人芸術』所収 講談社 2007)
 【評論】
 【ネタバレ度:高】
 『ウィチャリー家の女』『さむけ』(ロス・マクドナルド)を題材に。←ロス・マクドルドはハードボイルド系の作家ですが、チャンドラーやハメットと違って本格度が高い。


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詭弁トリック

「詭弁トリックの系譜」市川尚吾(『ニアミステリのすすめ 新世紀の多角的読書ナビゲーション』所収 探偵小説研究会/編著 原書房 2008)
 【評論】
 【ネタバレ度:高】
 詭弁トリックという用語は耳慣れないが、ユニークな着想。現実的には成立しないが、フィクションの内部では通用するようなトリック。しばしば法螺話めいているが、とはいえホラーでもファンタジーでもなく、ミステリーとして作品世界内での合理性は保持される。
 山口雅也『奇偶』や泡坂妻夫『夢の密室』を中心的な話題としている。


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奇術・超能力

 奇術のトリックはミステリーとの親和性が高いが、それをそのまま使用するだけだと、安易との非難は免れない。演出やプロットに工夫が必要。

『11枚のとらんぷ』泡坂妻夫
 【長編】
 作中作はメンタル・マジックの入門編としても読める。

『トリックものがたり』松田道弘
 【エッセイ】
 【ネタバレ度:中】
 《困難を分割せよ》とはデカルトの言葉。

『超能力のトリック』松田道弘
 【ネタバレ度:高】

マジック大全松田道弘 岩波書店 2003
 【ネタバレ度:高】


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物理トリック

「『アリス・ミラー城』殺人事件」北山猛邦
 【長編】
 【講義:物理トリック】
 『人間の意図によるトリック』と『自然現象によるトリック』。
 物理トリックの脆弱性の問題。
 物理トリックの条件。
 一、物理法則にかなっていること
 二、単独による施行
 三、新規性
 四、必然性
 五、殺人に関連していること
 六、詩的であること


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科学

『化学トリック=だまされまいぞ! 化学推理クイズ』山崎昶
 【クイズ】
 姉妹編として『数学トリック=だまされまいぞ! 数学発想クイズ』(仲田紀夫)もある。

『ミステリーを科学したら』由良三郎
 【エッセイ】
 【ネタバレ度:高】
 ミステリーで描かれた事件を科学的に検証し、粗探しをするという趣旨の内容だが、必要以上に(というか必要もないのに)ネタバレが多い。

推理小説を科学する――ポーから松本清張まで』畔上道雄 講談社ブルーバックス 1983
 【エッセイ】


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動機

「異様な犯罪動機」江戸川乱歩(『探偵小説の「謎」』所収)
 【評論】
 一、感情の犯罪(恋愛、怨恨、復讐、優越感、劣等感、逃避、利他)
 二、利慾の犯罪(物慾、遺産問題、自己保全、秘密保持)
 三、異常心理の犯罪(殺人狂、変態心理、犯罪のための犯罪、遊戯的犯罪)
 四、信念の犯罪(思想、政治、宗教等の信念にもとづく犯罪、迷信による犯罪)


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作家別・作品別

「J・D・カー問答」(『続・幻影城』所収)江戸川乱歩
 【エッセイ】

「新カー問答」(『トリックものがたり』所収)松田道弘
 【エッセイ】

「結カー問答」山口雅也創元推理文庫版『貴婦人として死す』カーター・ディクスンの解説)

『増補改訂版 刑事コロンボ完全捜査記録』町田暁雄・えのころ工房
 【ガイドブック】
 【ネタバレ度:低】
 コロンボと言えば倒叙形式と逆トリック。
 ネタバレはギリギリないが、全話のあらすじが掲載されていて重宝する。

アガサ・クリスティー完全攻略』霜月蒼 講談社 2014
 【書評】クリスティー全作品の解説。
 【ネタバレ度:中】《巻末ノート1 本文中のネタバレ箇所》。

『乱歩ワールド大全』野村宏平 洋泉社 2015
 【評論】
 【ネタバレ度:高】
 《第三章 乱歩作品 類別トリック集成》では、乱歩作品で使われたトリックを「類別」の分類に準じてまとめている。

鮎川哲也の論理 本格推理ひとすじの鬼』三國隆三
 【評伝】
 【ネタバレ度:中】
 鮎川と言えばアリバイ・トリック。

松本清張 時代の闇を見つめた作家』権田萬治 文藝春秋 2009
 【評論】
 【ネタバレ度:高】
 《第六章 清張ミステリーのトリックと名探偵》では清張作品で使われたトリックを概観している。

『おかしな二人 岡嶋二人盛衰記』井上夢人 講談社 1993
 【自伝】
 【ネタバレ度:高】
 岡嶋二人の誕生から消滅まで。

金田一少年の事件簿公式ガイドブック3 全事件トリック完全攻略作戦』週刊少年マガジン編集部/監修 公式ガイドブック制作スタッフ/責任編集 講談社 1997
 【ガイドブック】
 【分類:トリック全般】『金田一少年』で使用されたトリックを分類。
 【ネタバレ度:高】

空想科学読本12[科学で解けない長難問]編』柳田理科雄 メディアファクトリー 2012
 【ネタバレ度:高】
 《『名探偵コナン』全殺人事件リスト》では、各事件の犯行動機がリストアップされている。

『一級ミステリー』馬場啓一 同文書院 1993
 【梗概】
 【ネタバレ度:高】
 ミステリーの名作13作品の梗概。


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バールストン先攻法(ギャンビット)

エラリー・クイーンの世界』フランシス・M・ネヴィンズJr.
 【評論】
 ある事件において、真犯人はみずから死んだように偽装し、その結果、容疑の圏外へと逃れるという工作。犯人はしばしば、その後も犯行を重ねる。解決編で探偵役に正体をあばかれ、一同おどろくこととなる。
 ドイルの『恐怖の谷』に由来する。
 クイーンの30年代初期の作品にこのモチーフが繰り返し使用される。


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ミステリーの定義

 ①発端の謎
 ②中段のサスペンス
 ③結末の意外性
 ④謎解きの論理性
 以上の四つが本格ミステリの主要素とよく言われる。ただし、サスペンスや意外性は必須ではない、という意見もある。

「探偵小説の定義」江戸川乱歩(『幻影城』所収)
 【評論】
 《探偵小説とは、主として犯罪に関する難解な秘密が、論理的に、徐々に解かれて行く経路の面白さを主眼とする文学である》

甲賀三郎の定義
 《探偵小説とは、まず犯罪――主として殺人――が起こり、その犯人を捜査する人物――必ずしも職業探偵に限らない――が、主人公として活躍する物語である》

『天狗の面』土屋隆夫
 【長編】
 《一言にして言えば、探偵小説とは、割り算の文学である。しかも、多くの謎を、名探偵の推理をもって明快に割り切った場合、そこにはいささかの余りがあってもならない。
  事件÷推理=解決
 この数式に示された解決の部分に、剰余、即ち未解決の部分や疑問が残されてはならないのである》という有名な数式(?)が登場。

『海外ミステリ・ハンドブック』早川書房
 【ガイドブック】
 《事件・謎×(捜査+推理)=真相》は有栖川の数式。

本格ミステリー宣言』島田荘司
 【評論】
 《本格ミステリーとは、幻想的な謎と、高度な論理性の二つを有する小説である》


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ミステリーの書き方本

 こういう本にもトリックの解説が含まれる。

『ミステリーの書き方』日本推理作家協会/編著
 【小説作法】
 多数の作家によるアンソロジー形式で編纂されている。

本格ミステリ鑑賞術』福井健太 東京創元社 2012
 【評論】
 【ネタバレ度:高】
 現代の『続・幻影城』。必携の書。

『ミステリの書き方』H・R・F・キーティング 1986
 【小説作法】

推理小説作法』土屋隆夫 光文社 1992
 【小説作法】

『ミステリーはこう書く! ~最新完全メソッド』若桜木虔
 【小説作法】
 【ネタバレ度:高】
 トリックについてはアリバイ・密室・身代金奪取が詳しい。比較的新しい年代(90年代頃)の作品が多い。

アガサ・クリスティーの秘密ノート(上)(下)』アガサ・クリスティー&ジョン・カラン
 【創作メモ】
 【ネタバレ度:高】

『小説講座 売れる作家の全技術 デビューだけで満足してはいけない』大沢在昌 角川書店 平成24
 【小説作法】

『ミステリアス学園』鯨統一郎
パラドックス学園』同
 【長編】
 小説を読みながら、ミステリーの勉強ができる。


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歴史ミステリー

『歴史ミステリー講座』井沢元彦中津文彦高橋克彦
 【小説作法】
 【ネタバレ度:高】


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法廷ミステリー

『雨月荘殺人事件』和久峻三
 【長編】
 公判調書を併用しながら、実際に裁判に参加している感覚で読める。ただし、裁判員制度が導入される以前の作品。


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トリックの再使用

『推理日記Ⅱ』佐野洋
 【エッセイ】
 本書には都筑道夫との間で交わされた《名探偵論争》が収録されていることで有名ですが、ここで注目したいのは《同一トリックの再使用について》。佐野の考え方は比較的穏当(簡単に言えば再使用容認派)と言える。

「トリック問答」(『本格ミステリーを楽しむ法』所収)鮎川哲也
 【エッセイ】
 上記の佐野とは対極の意見。


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視点・語り手

「語り手の設定」北村薫
「視点の選び方」真保裕一(共に『ミステリーの書き方』所収)
 【エッセイ】


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本格ミステリー論」(『本格ミステリー宣言』所収)島田荘司
 【評論】
 《吸引力のある「美しい謎」が、初段階で必ず必要》
 《第二のそれは、「論理性」、「思索性」》
 《「幻想味」と「論理性」》


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手がかり・伏線

『ぼくのミステリ作法』赤川次郎
 【小説作法】
 《並列法》は手がかりの隠し方。

綾辻行人有栖川有栖のミステリ・ジョッキー②』
 【対談】
 《第5回 特別編 公開ライヴ!》の《陰の伏線、陽の伏線》。

綾辻行人殺人事件 主たちの館』綾辻行人・監修
 陽の手がかり。見える手がかり。《「これは手がかりである」》
 陰の手がかり。たとえば、現場から何かがなくなっていることが手がかりであるとして、小説ならその事実を書かなければならない。しかし、舞台や映像なら、たださりげなく無くしておけばいい。

『シャム双子殺人事件』エラリー・クイーン
 【長編】
 《手掛りはいつも何かがあることとは限らない。しばしば何もないことが手掛りになることもある》(石川年訳)


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フェアプレイ

本格ミステリー館にて』島田荘司綾辻行人
 【対談】
 三人称の地の文においては、虚偽の記述をしない。
 たとえば、本当は中年男が年寄りに変装しているのに、その変装した人物を指して地の文で「老人」と記してはいけない。
 《死体の入れ替わり》トリックで、本当はAという人物の死体だが、犯人の工作によってBの死体だと登場人物が誤認する場合、そうであっても三人称の地の文では「Bの死体」と明記してはいけない。
 また、本当は死んだ真似をしているだけの人間を指して「死体」と書いたり、本当は自殺なのに「殺人」と書いたりしてはいけない。
 一方、一人称の場合は、語り手がある事実を誤認していた場合、《虚偽の記述》も必然的になされうる。


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スリルとサスペンス

ヒッチコック 映画術 トリュフォー
 【対談】
 【ネタバレ度:中】
 サスペンス映画の巨匠ヒッチコックが自身の創作技法を語る。


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認知科学ミステリ

新本格ミステリの話をしよう』佳多山大地
 【評論】
 作中の登場人物の頭のなかに何らかの〈錯誤〉がある場合で、その当該人物が――信用できない語り手が――見て語る〈世界〉そのものに固有の歪みが生じているケースを扱う作品群。
 『向日葵の咲かない夏』『シャドウ』(道尾秀介)など


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連作長編

「連作ミステリの私的方法論」北森鴻(『ミステリーの書き方』所収)
 【エッセイ】
 それぞれが短編として完結しながら最後の一話によって全く別の一面を読者にみせるタイプのもの。


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デス・ゲーム

「サバイバル・ゲームと本格ミステリの融合――矢野龍王論」小森健太朗(『探偵小説のクリティカル・ターン』所収 限界小説研究会)
 【評論】
 ルールバトル、デスゲームでは、物語としてよくできているかどうかを判定するいくつかのポイントがある。
 (1)与えられた状況で、できるかぎりの情報収集、状況把握。
 (2)登場人物たちが所与の状況下で最善手をうっていると納得できる。
 (3)ルールの展開についての熟知・検討。
 (4)閉鎖状況にプレーヤーたちを監禁に追い込んだ主催者にとって、そのゲーム開催の動機と理由についても、できれば納得のいく説明が与えられるのが望ましい。


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公案小説

『中国ミステリー探訪 千年の事件簿から』井波律子 日本放送出版協会 2003
 【ガイドブック】
 【ネタバレ度:高】


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アンチ・ミステリー

『「アンチ・ミステリー」という怪物』千街晶之(『幻視者のリアル 幻想ミステリの世界観』所収 東京創元社 2011)
 【評論】


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ノックスの十戒

 ①犯人は物語の冒頭あたりから登場しているべき
 ②超自然的な要因を持ち込まない
 ③秘密の部屋や通路は導入しない
 ④未発見の毒や、長々とした科学的解説を必要とする装置は用いない
 ⑤中国人を登場させてはならない
 ⑥偶然による解決は許されない
 ⑦探偵自身が犯人であってはならない
 ⑧探偵が得た手がかりは、即座に読者にも公開されなければならない
 ⑨ワトスン役の思考は隠されてはならず、またその知能は平均よりもわずかに低くなければならない
 ⑩存在が予測できない双生児や瓜二つの人物は登場させてはならない
 ……とはいえ、「十戒」を破りつつも名作と呼ばれる作品は、たくさんある。
 《ヴァン・ダインの二十則》や《カーの四大公理》も同様。